今の私にとって
吃音は相棒みたいなものだけど
電話をしなければならない時には
少々重い荷物になる
その荷物を持って
山登りをするようなものだ
吃音が無くて電話が平気な人は
普通に楽しく山登りをするだろう
でも私にとっての電話は重い荷物を抱えたクマが出るかもしれない山登りだ
だから登る前に出来る限りの準備をする
必ず伝えなければいけないことはメモに書いておき、何度か言葉に出しておく
そして昨日は吃音仲間と作っているライングループで共有するために音声を録音した
こうすることで吃音を持ちながら頑張っている仲間と一緒にいるような気がしてくる
たかが電話一本のことで大層なこと。。。
と、ほとんどの方は思うだろうけど
私にとっての電話は
めっちゃ大変な山登りなのだ
それでも準備を念入りにしたおかげで荷物は軽くなり
クマではなく早口の受付嬢が出たけれど
コントロールした話し方を維持しつつ
多少は詰まりながらも
言わなければいけないことが言えて
ガスの定期点検予約が出来た
登り終えた山の景色はめっちゃキレイで✨
また頑張ろうと思えた
これまで何度も荷物を抱えて山に登ってきたけれど、少しずつ荷物は軽くなっている
ズタズタでボロボロになって降りてきたこともあったけれど
荷物を軽くする方法が分かったり
同じように頑張っている仲間の存在があって
「苦手な場面」という山に登りやすくなった
途中でこけても今は笑っていられる
苦手なことは苦手なままで変わらないけれど
逃げずに登れるようになった
もっともっと高い山を前にして不安で一杯の仲間も沢山いるだろうけど
どうしてもダメなときは登らなくていいし
誰かと一緒に登ってもいいし
荷物が重いことを伝えて手伝ってもらったり
ゆっくり時間が掛かってもいいことにしたり
一人で苦しまなくてもいいのだ
誰も悪くない
そして
私達は鍛えられている
山登りは大変だけど
プラスに捉えるとプラスになる