嬉しいラインが来た
吃音とトゥレット症候群を持つ青年のお母さんからのラインだ
ずっと息子さんの就職のことを書こうと思っていたのだが、脳が疲れているのか老化しているのか文章がまとまらない
そんな私にエネルギーを注入してくれたのは
初任給をもらった息子さんが「遅ればせながらの母の日と、今までありがとう」とブリザードフラワーのアレンジメントをプレゼントしてくれたというメッセージだった
4月半ばに老人福祉施設に就職された息子さんが、元気で働いておられるのかと気になっていたので凄く嬉しくて私までプレゼントをもらった気分だ
吃音とトゥレット症候群を持つ息子さんは福祉関係の専門学校を卒業され国家資格も取得されていたが
お母さんは就職試験を前にその特性を伝えるべきかどうか悩んでおられ、私に連絡をくださった
息子さんは就職斡旋サイトから求職活動をされていたが、そこでは吃音やトゥレット症候群のことを伝えておられなかった。
息子さんはお母さん曰く「あっけらからん」とされていたようで、私はそれをリラックスして求職活動されている良い環境だと思いつつも
就職試験のときに吃音やトゥレット症候群があることを伝えて理解をされた上で就職する方が息子さんは働きやすいと思うとお話した
それを伝えて不合格になるのなら就職しない方が良い職場だということだ
吃音やトゥレット症候群については症状などが理解されているとは言えない世の中だから
何も伝えずに就職したのでは本人も周囲も不安になったり対応に困ると思うから、最初に伝えて吃音やトゥレット症候群という部分で無く本人のやる気や人間性を見てくれる職場で働いた方が良いと私の経験も交えてお話した
そして
「昨晩息子と話をしました。精神的に幼い子なのですが、「試験の時に言おうと思う」と言っていました。とても勇気のいることで、その一言で採用を拒否されるかもしれないこと。反対に理解した上で採用してくれたなら、それだけ温かい職場である可能性が高いこと。外見ではなく内面を見抜いてくれる職場だと信じたいねと話ししました。
ミポリンさんからの言葉が、息子の背中を押してくれ、息子のたくましさ感じたひとときでした」
こんなメッセージをもらって数日後に内定の報告を頂き涙が出るほど嬉しかった
そして、初任給でお母さんにプレゼントされたブリザードフラワーはどんなプレゼントよりもキラキラしていただろう
いつも言っているけど、吃音を持っていることは不便だけれど不幸なことではない。
不便だから、目に見えないけれど悩んで考えて頑張って乗り越えながら生きている
吃音とトゥレット症候群という荷物を抱えて生きて来られた息子さんの心は凄く鍛えられていると思うのだ
強くて優しい心を持った青年に育て上げられたお母さん
まだまだ心配なことはあると思うけど、とりあえずお疲れ様でした
最近、吃音の波がやって来てしんどい私だけれど歯医者の予約をする勇気を貰いました
ありがとうね