今日は病院でMRIの検査を受けた
検査室に入って台の上に横たわり、頭や首を固定してヘッドホンをつける🎧
最後に顔の上にガードみたいな器具を置いて若い技師さんが言った
「お名前お願いします」
身体も頭も動かせない状況は通常よりも言葉が出にくい
すぐには言えない私を見てヘッドホンをしているから聞こえないと思われたのか
「名前をお願いします」
「・・・・○○○・・みほです」
言葉に詰まりながら名前を言い終えた時に、若い技師さんは小さく声を出して笑った。
嫌な笑い方ではなくて
自然に笑ってしまったのだろうな。
子供やお年寄りではなく中年のおばさんなのだから、当たり前に名前を言えると思っているだろう。
だから、思わず笑ってしまったのだろう。
別に怒っているのでもなく、落ち込んでいるのでもない。
バイデン大統領がインタビューで言われていた「吃音は未だに唯一笑われる障がいです」という言葉、そのものだなと思った
そして、私はまだ詰まりながらも言えたからいいけど
名前を言うのに何十秒も何分も掛かるような重い症状を持つ仲間たちは
同じ状況になったとき、このMRIのトンネルの中で泣いているのではないかと思って
検査中に心の中で大泣きした
声を出すことは出来ても
言えない言葉がある。
そんな私たちのことを
ほとんどの人は知らない
来年は私だけがやるのではなくて
知ってもらう活動を拡げて行くことを考えたいと思っている。
そのためにも
元気な心身を保たないとね
皆さんも寒い毎日だけど元気でね