昨日は何年かぶりに吃音者のセルフヘルプグループの例会に参加した
何かを変えたいという気持ちで入会したけど、初めて参加した例会で吃音者の集まりなのにスラスラ話している皆さんを見て「私はここには来てはいけないのではないか」と落ち込んですっかりご無沙汰していた
でも、その間に私はそのグループからの情報で先生やハリーの存在を知り、訓練を受け始めて今に至っている
昨日は12人の参加者だったけど、圧倒的に女性が多い
他の吃音者の集まりでは見られない光景だが、子育て中の若いお母さんからお孫さんのいる方までそれぞれの立場でいろんな話をされた
でも、やっぱり
ほとんどの人は症状が軽くて、全く症状が無く早口でスラスラ話す人も数名おられた
その中で私とレオンだけはバリバリの症状があり、言葉が出やすいようにゆっくりと話していた
私は最初に来たときとは気持ちが変わっているから、人前で話す練習としてありがたい時間を過ごせたと感謝しているけれど
もし、重度で何も話せない人が参加したら
最初の頃の私と同じような気持ちになるのかも知れないと思った
吃音者と言っても症状や環境や考え方は全くバラバラで、言うか言わないかは別として悩みの深さも大きく異なる
そして、私は症状も生活への支障もある方なのかも知れないと感じた
実際に仕事にも支障はあるし、苦労して取得した資格を二つ使えないまま50才を過ぎて転職も出来ない
今の仕事は大好きだし吃音の私には向いていると思うけれど、一応専門の大学を出て資格も取って
30年近くこの道一筋働いてきたけれど
普通に話せていたら、資格が活かせて自分の可能性も広がったかもしれないと思うと、勤め人としての人生に多少の悔しさも感じる
昨日、お会いした皆さんもいろんな思いで生きてこられたとは思うし、今も悩みや苦労がありながらも前向きに生きておられるのかもしれない
でも、私とレオンのように症状が出ないように練習をして、生活の支障を減らしたいと願って自分の時間とお金を使っている
そういう吃音者はほんとに少数派なんだなと実感した
そっち側にいると分かりにくいけど、昨日は吃音者の中の吃音者である自分を理解できたような気がした
でも、その中で吃音の子供たちに関する前向きな情報が聞けた
私が最近知り合った何人かの中高生やお母さん達の顔が浮かんだ
やはり、こういう場所へ行って、いろんな方にお会いしていろんな活動をすることで、私が吃音者としてやりたいことが叶うのかもしれないと感じた
何だか昨日は往復四時間の運転の疲れもあってしんどかったけど、帰宅すると主人が美味しい夕食を作ってくれていたから
幸せな一日でした
今日も読んでくれてありがとさんでした
感謝