昨日に引き続き、今夜も断捨離中。
オーケストラ時代の衣装、楽譜、スコア、資料。
全て処分しました。
もう戻れない
けど、本当に本当に清々しいです。
私の親は、ある世界ではけっこうな有名人で。
そのことがずっと嫌でたまらなかった。
自分自身の名前より先に「○○の娘」と言われ、下の名前なんて知らない人もいる。
「私」じゃなくて、私の後ろにいる「親」しか見ない。
自分の存在意義が、ずっとわからなかった。
いなくてもいいよね。と、人生を終わらせようとしたこともある。
バイオリン(音楽)は実力の世界。
自分の存在を認めて欲しくて、必死でがんばった。
オーケストラでコンマスを引き受けたり、頼まれればエキストラとして、いくつも掛け持ちして演奏した。
けど、色々な人と一緒に演奏してるうちに
気がついてしまった。
「私、40年以上も弾いてきたけど、好きじゃない」
純粋に、バイオリンが好きな人と一緒にいると合わなくて苦しいし、何を弾いても敵わない。
そんな時、肩を痛めて強制終了。
悲しみは全く無く、あぁこれでもう弾かなくていいんだと、ホッとした自分がいて…
私はバイオリンに逃げていたんだなぁ。
と気がつきました。
もう居場所がない。でも猫さんの為に生きなくては。猫さん残しては逝けないよ。
そして急激に開き直りました。
みんな、誰だって、誰かの娘(子供)じゃん!
「○○の娘」「○○の娘」ってうるせえな。
もう、ぜ〜んぶ受け入れることにした。
七光り?いい歳してすねかじり?親の力?
それが何か?この家に生まれたのは、私のせいじゃない。
堂々と「○○の娘」やってやる!
そしたら、全然大丈夫だった。
元からちゃんと居場所はあったのに、逃げちゃうからさぁ。ようこそってくらい、大丈夫だった。
もう逃げなくていいから、全てを手放そうと、今回の断捨離に…。衣装、楽譜、スコア。ありがとう
またいつか、バイオリンが純粋に好きと思えて弾くかもしれないな。
あ。演奏会用のドレスは、お気に入りを3着残しました。ピアノで使うかなって
こんなことに気づくのに、私は45年くらいかけてしまった
けどまあ、こののんびりさが私らしいとも言えるのかな…
長文ごめんなさい
ありがとう