見てきて数日経った感想。
当日見てきた感想としては、
まあまあかな・・・という感じだったけど、
日にちが経つとあっという間に印象が薄れて、
何て言うか・・・すっごく残念だった気持ちの方が大きくなってきた。

『雨に唄えば』自体はもう泣く子も黙る名作中の名作なので
作品自体の力に助けられて何とか見れるものになってたけど、
とにかく、ダンスが期待外れの一言!!!!!!!!!!
振付変えすぎ。
変えるのは別にいい、でも簡単な方に変えてくれるなよと。
世界のアダム・クーパーが主演なんだから
もっと物凄いものを期待してたのに、
何あのゆるゆるした振付。

舞台と映画は違うし・・・って言い訳は無しね。
だって宝塚で『雨に唄えば』やってた時なんか
もっと原作映画に忠実な振付でめっちゃ激しく踊ってたよ。
他のブロードウェイミュージカルとかでも
びっくりするほど激しく踊るのとかたくさんあるし、
あれは明らかにサボリだと思う。
悪いけど断言。

ダンスの神様ジーン・ケリーを超えろなんて無茶は言わないけど、
正直アダム・クーパーなら
『雨に唄えば』を初めて見た時の驚きに似た興奮を
味わわせてくれるんじゃないかって期待してた。

あくまで、『雨に唄えば』フリークの期待値高すぎだった私の感想なので、
映画見たことなかった人とかが見たら
それなりに楽しめたのかもしれないなぁとも思うのだけど・・・
見たことなかった人はぜひ映画の方を見てほしい。
腰抜かすよ。まじで。
そして10倍は笑うって絶対。

舞台全体のことを後から思い返して一番違和感があったのが、
あの映画に流れていたあったかい雰囲気が損なわれてしまっていたこと。
ジーン・ケリーの人徳とか、古い映画ならではのノスタルジーとか
色々あるんだろうけど、
あの映画はみんなのほほんとしてて悪人がいなくて、
人を攻撃する笑いがないところがいいんだよなぁ。

だから有名なタイトルナンバーのシーン、
舞台に雨を本当に降らせるのはいいけど、
映画版にはない、通行人に水を撥ねかしてかけるような演出をしてたのは
心底興醒めだった。
客席にも水を蹴ってかけてたのは
まあ盛り上がって良かったのかもしれないけど、
そればっかりで肝腎の振付の方がおろそかになってて全然踊ってくれないのが
がっかり過ぎて泣けたよ・・・・・。

ええと、ダメなところばっか書くのもあれなので、
良かったところ。箇条書きで。

・・・・考え中・・・・・。。。。。。。。


あ、beautiful girlのシーンは衣装とかめっちゃ好みで良かった。
あと、キャシーが社長に見出されるシーンを
結構時間取って一曲歌わせてたのも良かったと思う。

broadway balletのシーンで
コズモを狂言回しにしたのと(これは宝塚版でもやってた)、
動く歩道みたいなのを使わない代わりに
オーディション風景みたいにしたのとかは良かった。

最後のカーテンコール、タイトルナンバーの群舞は良かった。


・・・・・・・・・以上。

当日券、迷った末B席で9000円で良かった。
S席で13000円出してたら、金返せって言いたくなったと思う。
行くかどうか迷ってる人には、
こちらの方をお勧めします。

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・・・と、軽く営業妨害気味。。。ごめん。