2歳にしてすっかりヅカオタな娘のリクエストにより
蘭寿さんのお披露目公演『ファントム』をしょっちゅう見る羽目になり
嬉しいやら先が思いやられるやらな今日この頃です。
ちなみに私は海外ミュージカルの翻訳公演の際は
外国語の勉強も兼ねて原語CDを取り寄せるのが趣味なのですが、
『ファントム』の英語バージョンが気に入ってよく聴いてます。
しかしこれ、
原語の歌詞が予想以上に意味深長だった。
ていうか宝塚での翻訳がちょっとアバウト過ぎたんじゃないか??と・・・。
一番引っかかったのが
My Mother Bore Meの歌詞なんだけど、
宝塚版だと「母の愛」に訳されちゃってるところが実は英語だと「神の愛」なんだよね。
ごめんよエリック、君はマザコンじゃなかったんだね・・・。と。。。
ここはニュアンスで変えちゃダメなところだろー!
てかこの曲の歌詞を原語で聴いて初めて、
このミュージカルの本当の意図がやっとわかった。
孤独の中で音楽だけに神を見出す気持ち、私もずっとそうだったからわかるんだ。
クリスティーヌの役の解釈についても・・・
これは役者よりも演出家の責任なんだと思うんだけど、
彼女は要するに才能に人間性が追い付いていない子なんだよね。
天賦の才能をエリックによって急激に開花させられた為に
My True Love、本当の愛を歌えると錯覚しちゃうほど上手くなっちゃって、
実際エリックを感動させるほど上手く歌ってしまって
エリックはうっかり仮面を外しちゃうんだけど
実際はクリスティーヌは人間としてまだまだ子供だから絶叫して逃げ出してしまう、
ということなんじゃないかと。
あそこの場面でエリック可哀想ー!クリスティーヌひでええええ!!!!!
とならないためにはそこまでに
クリスティーヌの人間性の幼さをきちんと描き切っておかないといけなかったんだと思う。
ま、そんな訳で、
このミュージカルを作った人の音楽に対する美意識とか洞察力があまりにも高くて
それゆえに難解な作品だったんだということがわかってきたという話でした(遅っ)。
だから正直宝塚版での解釈とか演出はちょっと違和感があるんだけど、
まゆさんだからまぁいっか、っていう・・・
ははは。
いやまぁ、そんだけです。