最近ネットでは、
韓流や韓国そのもの、そして韓流を多く放送しているフジテレビが叩かれているようだ。
私は韓流だけが好きという訳ではないけど、
今ほど韓流が盛んに地上波で流されるよりも前から
韓流ドラマやKポップを色んなジャンルの一つとして普通に親しみを持って接してきたので、
今の嫌韓の風潮は何とも残念に感じる。
韓国という国のあり方には確かに色んな問題もあるのだろうし、
外交問題も簡単に解決はしないだろう。
けれども、韓国人に日本を嫌う人がいるからと言って、こちらも韓国を嫌うのが当然、というような考え方はあまりにも幼稚に思える。

しかしまぁ韓流の是非は置いておくとして、
私がずっと気になっていたのは、ネットで韓流を盛んに叩いている人のメンタリティについてだ。
色んな面白いニュースなんかも仕入れられるので
私もついつい2ちゃんねるとかを覗いてしまうのだけど、
ああいうところで見られる発言からは、
彼らの肥大した自我とか幼児的な万能感が透けて見える。
やってることはパソコンの前に座って大口叩いてるだけなんだけど、
それにしちゃぁ随分と偉そうだよね。

話が逸れるようだけど、
VIPのまとめブログとかを見てると、
嫌韓と同じくらいお馴染みなトピなのが過剰な処女信仰ネタね。
本気で言ってるのかと呆れる他ないんだけど、
そうやって女を新品とか中古とか平気でモノ扱いできるっていうのは
要するにおそろしく現実体験が欠如しているということだ。
実際生身の女性と一対一の人間として付き合ってみれば処女がどうのなんて大した問題じゃないのはすぐわかるだろうに、
彼らは肥大した自意識の檻から出ることを恐れて
根拠のない万能感に浸ることを選んでいるのだと思う。


韓流の話に戻るけど、
実際韓国ドラマを楽しんで見て、
それについてわいわい話し合える友達がいる人はたぶん韓流のことを叩いたりはしないんじゃないかな。
信頼できる韓国人の友達とかがいる人も、たぶん叩かないだろうと思う。
物事っていうのは概念的になると途端に簡単に善悪を決め付けられるものになる。
韓国とか韓流を叩いている人にとっては、
「韓国」や「韓流」というのは茫洋としたイメージの集積に過ぎないんだろう。
イメージという実態のない世界から、自分で体験して自分で何かを感じる世界へ踏み込むことすら思い付かない人は結構多いのではないか。
そういう人がこれだけたくさんいる日本は果たして韓国をボロクソ言えるほど大した国なんだろうか?

韓国の肩を持ってる訳ではないよ。
私が言いたいのはこっから。
ネット住民の自我肥大と万能感、これは実はマスコミの住人にも言えることなんだよね。
本当の現実を虚心で見ることを怠って
自分の描いた筋書き通りに現実を動かそうとしてるし、
そうできると思い込んでる。

フジテレビが韓流を仕掛けてるのと、
ネット住民が嫌韓を煽ってるのと、
私には野郎自大の目くそ鼻くそ対決に見える。


まぁ…反面教師として、
「自分は、このくらい」ってほどほどに生きられる人になりたいなぁ、とか思う。
それが粋ってことじゃないのかな?