ちょっと前ですがAERAの表紙写真をずっと撮っている
坂田栄一郎さんの写真集、『LOVE CALL』を・・・立ち読みしました。ごめん。
だって高いんだもん。
白川義員さんの山の写真集もすげーほしいけど1万円。
立ち読みで我慢。
とはいえ写真集は本当に大好きで、
特に好きなのはハーブ・リッツです。
あれ以上凄い人物写真には出会ったことがないです。
何ていうか、対象の人に対する目線がすごく優しい気がするんだよね。
暖かくて、愛情と尊敬に満ちていて、
そのセッションの時間を、撮る人本人が心から悦んでいる感じがする。
その人物が本当に目の前にいるような錯覚を覚える、というか
もしかしたらその人物を本当に目の前で見るよりもずっと、
「目の前にしている」感覚を抱かせる写真。
写真を越えた写真だと私は思っています。
マリオ・テスティーノは2番目に好き。
好き?というか時々嫌い?というか。ちょっと複雑。
間違いなく凄いとは思う。
で、ハーブ・リッツとは目線がすごい対照的だなーと思う。
テスティーノは構図や配色が西洋古典画みたいに完璧なんですよね。
そういうバランスを見抜く力はずば抜けていると思う。
で、人物という「被写体」をその完璧な構図の中に追い込んでいって、
完璧な写真を撮る天才というか。
ハーブ・リッツが感性的で女性的なのに対して、
テスティーノは理知的で男性的な感じがします。
私が人物写真を見るときは常にその二人の写真と比べる癖があるんですが。
坂田さんは・・・中間かな。
振れ幅が結構ある気がします。
構図的な意図で取り組んでいる時と、
感性全開でやってる時と、
無意識で使い分けてるような感じがします。
ま、誰でもある程度はそうだろうけど。
いや、写真って撮る人の目線を映し出す鏡のようなものだと思っているんですけど、
今日はちょっと違うお話。
『LOVE CALL』という写真集はほんっとに分厚くて内容量もハンパじゃないんですが、
ほとんど気合いで立ち読みしていてふと気が付いたことがあるんですよ。
男性の顔は毛穴とか皺とかが見えて、
女性の顔はつるつるのっぺりしてることが多いんです。
当たり前じゃねぇか、という方はさておき、
何か私にはその男性の写真の毛穴の感じとかがすごく素敵に見えたんです。
女性は綺麗に見せようとしてメイクをしてライトで皺とか飛ばしているせいか、
肌の質感が出てこない。
女性の写真でも、
歳を重ねた肌の作る陰影(ほうれい線とか笑い皺とか)が見える写真の方が、
なんというか、「その人らしさ」みたいなものが感じられていいな、と思いました。
私達女性は、老いと闘い、
皺・くすみ・たるみ・毛穴なんかを化粧で隠すために日々時間を使っているけれど、
もしかしてそれはすごいもったいないことなんじゃないか?と
写真集を見ながら思いました。
世間の記号的な「肌がきれい」とかじゃなくて、
一度生々しい自分の本当の皮膚を、そのまま愛してあげようよ。
と、私はすべての女性に言いたい。もちろん自分も含めて。
「無難に綺麗」なだけではないもっと突き抜けた美しさが
本当は誰の中にも備わっているんだと思う。
今の時代は化粧品やらメイク道具やらテクニックやらが発達しすぎて、
そういう本来の生の美に辿り着く手前で終わっちゃってる気がする。
もったいない!
だって美って最高のパワーだから。
人の心を傷付けるんじゃなくて、
人の心に入り込んで納得させる力だから。
そんなことを気付かせてくれた坂田さんの写真は、
やっぱりすごいんだなあと思うし、
なんとなくだけど、彼の写真は好きだなって思います。
これからもAERAの表紙が楽しみです。
ところで雑誌の表紙写真といえば、
週刊現代のアップやら引きやら自由な感じが結構好きですね。
女性達が艶かしく見えるのもオイラ好みです。
あと、JJ最近頑張ってるよね。
ファッション誌としてメッセージを発信していくんだっていう気概が
漲ってる感じでとても良いと思う。
有村実樹ちゃん可愛いし、JJはこれから伸びるんじゃないかと期待してます。
BOAOのSHIHO表紙も定番だけどほとんどハズレがない。
SHIHOの魅力とか体調に左右されてるところはあると思うけども。
と、いつもどおりぐだぐだで美しくない終わり方ですが今日はこのへんで。
・・・化粧して出かけないといけないんで。orz