キャロル・キング!キャロル・キング!とさんざん連呼しまくっている一方で、
性懲りもなくブリちゃんニューアルバム買っちったよf^_^;。

いやー、ブリちゃんは当代随一のロック野郎ですね。

先行シングルのGimme MoreはMTVビデオミュージックアウォードでの悲惨なダンスと共にチェック済だったんだけども、
ある意味アイドルとしての新境地開拓という感じで痺れましたね。

華奢でしなやかなアイドルの面影はもはや無く、
女子プロレスラーかと思うほどゴツくなってしまった体と
ブルドッグのようにタレてしまった劣化顔。

普通のアーティストなら、
見た目より中身とか実力で勝負という方向にシフトして凌いだり乗り切ったりするもんですが、
ブリちゃんは今や誰もが幻滅する姿で、
敢えて「もっとちょうだい」というエロティックな歌詞で自分を大安売りしてみせるという…。

どん底の底を敢えて自分で掘ってみせるかのよう。
アグレッシブです。

どん底の更に下の姿まで話題になってしまうなんてのは、
世界のブリトニーにしかできない芸当でしょう。
並のアイドルならこうは行かない。
忘れられるだけだから。

私の好きなカイリー・ミノーグも
アイドルとして売れなくなってきてから
過激で倒錯的なPVにも挑戦していますが、
彼女の場合は後に再ブレイクしてから改めて評価されたという感じが強いので、
リアルタイムで評価されてしまうブリトニーはやっぱり稀有な存在と言えるでしょう。

音楽とかちゃんと聴いたことがなくても名前だけは誰でも知っているお騒がせスターという意味では、
既にマイケル・ジャクソンと双璧。


…何かほんと、頑張って、立ち直ってほしいです。
世界が注目している中で、
たった一人で必死に生きていくのは物凄い大変なことだけど、
投げ槍になっても自分を傷付けても、とにかく負けないでほしい。

彼女にしかできないロックな人生を胸を張って生き続けて、
できればまた面白い音楽を発表してくれるといいなぁと思う。

だってブリちゃんほど体張って身を削って生きてるアーティストっていないぜ。マジで。
中途半端なロックよりバリバリのポップスの方が絶対大変だし、ロックなんだよ。
私はそういう音楽の方が好きだし、応援していきたいと思う。

…音楽リスナーなんて勝手なもんだな、と自分でも思うけどね。