2016.11.26 4:40am
予定時刻通り、私はCairns空港に到着した。
大学2年生のときに初めて語学留学に行った先がオーストラリア。そのときはMelboruneだった。
そのときにお母さんから買ってもらったスーツケースを引いて、私はひとり空港にいた。
まわりには女子旅、家族旅行でわくわくでいっぱいの人たち。
あー、来なければよかった。
強烈に猛烈に寂しい。
不安。
税関を通り、到着ゲートへ行くと、語学学校のスッタフが私たちを待っていてくれた。
Cの彼氏さんが「おはようございます。」と迎えてくれた。
今思えば普通のことかもしれないのに、その子が大きく大人に見えて仕方がなかった。
案内された待機場所へ行くと、すでにそこにはMがいた。
Mはとても社交的な子で(後々、この子との学校生活が悩みの種に)可愛らしい笑顔で「よろしくね。」と話しかけてくれた。
語学学校では毎週金曜日が卒業式、月曜日が入学式と毎週オリエンテーションがある。
そこに合わせての金曜日フライト、土曜日到着が流れとなっていた。
あと1人の子、Gを待つために私たちは大人になってから久しく味わうことのない独特な緊張感のまま、少しの会話とゆっくりと流れすぎる時間に暇を持て余していた。
と、そのとき。
「namo〜!!ようこそ〜!!」
と私を呼ぶ声が。
知り合いなんているはずもない空港に!?!
頭の中が真っ白になる中、SとCがいる。私の目の前に。
Cは彼氏さんと一緒に語学学校から、SはCityからそれぞれ早起きして私に会いに来てくれていた。
もちろんSとは出発まで連絡もとっていたし、ふたりはすでに卒業しているので、会えるのはしばらく先になるだろうなと思っていたのに。目の前にいる。
うれしくてうれしくて涙が止まらなかった。
そのうち、Gが来て、機内で出会った男の子とお別れをして、私たちMとGは学校へ向かった。