1月13日 | 幸せの記憶 悲しみの記憶

1月13日

2001年1月13日の東京は
ねずみ色の空をした
雪が降りそうな寒い一日でした。

まめはわたしのおなかの中から
立派に出てきてくれました。
210g、22cmで生まれてきたまめ。
産声をあげない誕生。
わたしの初めての大切な子ども・・・

あれから10年経った今日の空は
風はちょっと寒いけど
おひさまがさんさんと降り注いでいます。
天国でまめがにっこりと
笑いかけてくれているようなお天気です。

この10年でいろいろありました。
まめの父親と生活した5年間、
そしてさまざまな出来事があって
ボロボロになって
逃げ出すように家を出て別れたあの日。

仕事に打ち込んでひとりで頑張った日。

今の夫との出会い。
全てを話して全てを受け入れてくれた夫との結婚。

そらがおなかに宿って空に帰って行って
ちょこがおなかにやってきて、
そしてやっぱり空に戻っていった日。

わたしの激動の10年間を
ずっとそばで見守ってくれていたまめ。
いつも、いつの日も忘れたことはありません。
大事な大事なわたしの子ども。

この世に産んであげられなくてごめん。
そらやちょこの面倒をいつも見てくれてありがとう。
ママを支えてくれてありがとう。

今日、ママお墓にいけなくてごめんね。
命日とお誕生日は絶対行ってたのにね。
でもおうちでまめのことをずっと考えてたよ。
ずっとお祈りしてたよ。

いつも本当にありがとう。
ママのそばにいてくれてありがとう。
これからもずっと一緒にいてね。