ぐるりのこと。 | 幸せの記憶 悲しみの記憶

ぐるりのこと。

土曜日、ダンナさんと一緒に
「ぐるりのこと。」という映画を観に行った。
http://www.gururinokoto.jp/

良く笑うしっかり者の奥さん。
優しいけど頼りなさげなダンナさん。
ふたりは赤ちゃんがおなかに来たことを機に結婚。
日に日に大きくなっていくおなか。
胎動を感じてふたりで喜びをわかちあう
どこにでもいそうな 幸せなふたり。

でも赤ちゃんは亡くなってしまった。
自分を責める奥さん。
言葉少なに、でも見守るダンナさん。
壊れていく奥さん。
なによりも奥さんを想うダンナさん。
うつ病になる奥さん。
支えるダンナさん。

切れる奥さん。
宥めるダンナさん。
キモチをぶつける奥さん。
はじめてココロの内を見せるダンナさん。

打ち込むものを見つけ、日々前を向いていく奥さん。
それを暖かく見守るダンナさん。


まるで我が家を見てるようだった。
ナミダが止まらなかった。

わたしはまだ立ち直れない。
当分無理だろう。
泣くし、情緒不安定になるし
暴れるかもしれない。

でも
わたしのダンナさんは
きっとそれを見守ってくれる。
手を差し延べてくれる。
受け止めてくれる。

今まで
子どもを失くしたことは
自分だけの問題で
自分だけの責任だと思っていた。

でも
ふたりで受け止めて
ふたりで乗り越えていくものではないかと
最近思えるようになった。