昼間は暑さでダウンしているうちの柴犬連れて夜の散歩。
近所の公園に立ち寄ると、大きなコンクリート製の滑り台の上に、なにか転がっている。
人かな?
最近、近所で殺人事件起こったり、うちの前のマンションの草むらで、知り合いの犬パパが、散歩中に熱中症で倒れたであろうのおじいさんの亡骸見つけたり、その公園でも近所の地主で顔役のおっちゃんが女子中学生に暴行(性的ではない)したと逮捕されたり、いろいろあった。
気になるので、声かけでもしようかと見に行くと、10代後半のくらいの真面目そうな男の子が倒れるように寝転んでいる。
しかも、裸足!
「兄ちゃん大丈夫か?」と何回か声かけたら、ムクッと起き上がった。
「どうしたん?」、「酔ってるんか?」、「カラダしんどいんか?」など聞くが、反応薄く喋らない。
ゴロゴロ雷なって雨が降り始めてきたので、ちゃんと帰れるかと聞くと、立ち上がって歩きだした。
大丈夫かな?と思ったが、歩く方向定まらず、滑り台の周りで虚ろに佇んでいる。
なんか、見覚えあるような気がする顔立ち。
仕方ないので、「雨降りそうやし、おっちゃん家近所やからおいで!」というとフラフラとついてくる。
家に着くと、嫁さんが「あら○○君どうしたん!」と言うので思い出した。
裏のうちの次男で娘と同級生だった○○君!小学校以来あまり顔見てなかったので覚えてなかった。
とりあえず家に上げて、テーブルに座らせる。
この子は、軽い発達障がいで家庭もちょっと複雑な環境。
でも、成績は普通なので理解力は十分!
何にも喋らないので、ごはん食べたか?と聞くと首をふった。
とりあえず、有り合わせでごはん食べさせる。
雨が激しく降っているので、落ち着くまでうちにおるか?と聞くとそのまま黙って座り込んでいる。
その間に嫁さんが、自宅に電話!
弟しかいないみたいで、一応うちに居ることだけ伝えた。
一緒にテレビ見ながら、いろいろ喋りかけるが、反応薄い。
唯一、家で喧嘩でもしたんかと聞くと頷いた。
そういえば、小学生の頃も話しかけても、レス無い子やったこと思い出す。
彼の母親は、7~8年前に病院の誤診で亡くなった。
それからは、ほとんど近所と没交渉になり父親と弟と3人暮らしと聞いている。
小さい頃から、何故か家族内でこの子だけ叱られ続けていて、近所でも有名だった。
悪いことする子でないし、逆に上の子と下の子がなかなかな性格。
お母さんが存命だった頃から、可哀想だが、家庭内ヒエラルキー最下位だった。
多分、弟に何かされて、裸足で飛び出したんだろう!
人のうちの事、あんまり詮索するのは良くないが...
雨も止んだので、昔より近しかった嫁さんにバトンタッチ!
帰りたくないらしい...
仕方ないので、泊まっていきなさいと転勤で空き部屋の息子の部屋に通す。
お風呂も入らないと言うし、トイレ大丈夫か?と言っても無反応。
あまり、おっさんに色々言われてもあれだろうから、そっとしている。
嫁さんが、ペットのお茶持っていったら、ベッドに座ったまま微動だにしていないらしい!
どんな心情なのだろうか?
大人になってからADHDと診断された身としては、コミュ障同士なんとなく分かるような気がする。
彼は仏教で言うところのカルマ、キリスト教で言うところの原罪を自身のものとして捉え過ぎ、他者との境界が曖昧になっている無垢な存在なのかも知れない。
持論だが、発達障がいのコミュ障はATフィールドの反対!
フィールドが薄すぎて、自分が何者か分からなくなる。
自身も子供の頃から、世界が良くならないのは自分のせいだと思い、自分を攻め続けていた。
人生経験踏むと少しましになるが、今でもその傾向が残っていて、ウクライナ進攻も他人事と観れない!
もっと巨大な知性にすがりたくなる。
既存の宗教とのそれではない!
他者の言動、表情が入り込み過ぎてアイデンティティーが保てない!
メタバースに多少の救いを求めてしまうのが、悪いことだろうか?
アニメとか、毎クール転生ものやチートものを作らざるを得ない、結婚願望の少ない若者増えているなど、無関係でない気が...
まあ、なんとなくそれっぽい理屈、適当...
強制的に成人年齢にされた18才。
児相に連絡する訳にもいかないので、取り敢えずは明日、親御さんに再度連絡して会いに行こう!
ー翌日追記ー
一応、若い娘も居るので、無いとは思うが心配で、朝まで寝ないで注意してた。
朝になり、嫁さんと彼が起きてきて、帰るかどうか聞いたら、もう少し居たいと言うので、何かあったら起こしてくれと、寝入ってしまった。
お昼過ぎに目が覚めると、嫁さんがもう家まで送ったという。
てんかん持ちなので、薬とか心配で送ったらしい。
どうだったと訊ねると、信じられない話!
昨日電話したとき、弟が父親いないと言ったのは違ったらしい。
父親がいないと言えと指示してたみたい。
家を訪ねると、最初に弟が出てきてそう言い、手が放せないと父親はなかなか出てこなかった。
やっと出てきた父親は、とても大人の対応ではなく、しつけないといけないのに、なんかこちらが要らぬ世話を焼いたようなことをぶつぶついってたと言う。
彼が裸足で出ていったこと知ってたみたいで、サンダルを出して渡してきた。
父親も息子同様にまともに返事しない状態で、取り敢えず嫁さんは彼を残して帰らざるを得なかったとのこと。
一応、何かあったらまたおいでとは言ったものの、これ以上は何も出来ない!
嫁さんが不気味がってたのは、彼を含め三人とも、長くお風呂に入ってないような、異様な匂いだったということ。
奥さん亡くなってから、そんなことになってたのか。
確か、お父さんはIT関係の技術者で今も普通に働いてるはず。
大雨警報が出てるのに、他人とコミュニケーション取れない息子を放り出すって、サイコパス!
お父さんは、拾った猫大事にする前に息子大事にしてくれ!
自分に出来ることはないけど、また心に一個抜けないトゲが刺さった!
※これはフィクションではないですがファンタジーと思ってください!











