京都ですっかり惚れ込んでしまった映画館、出町座。スタッフさんに教えて頂き行ってきました。


昔ながらの商店街の真ん中にある、地元密着型劇場。一階の喫茶スペースでは店員さんと地元の常連さんとの会話をBGMに、これから観る映画のワクワクと美味しいコーヒーを味わう事が出来ます。


正に映画好きが集まる憩いの場でした。


今回は先日見逃した「アメリカン・ユートピア」を鑑賞。色んな人から「観た方がいいよー!」とオススメされていたので、ずっと楽しみにしておりました。


あぁ、これは映画?ライブ?コンサート?舞台?それら素晴らしいもの全部でした。


よく聞かれます。東京で観られるものを何故わざわざ行った先々で観るのか?


そうなんですよね。。。何でなのでしょう。きっと忘れない為だと思います。景色や思い出と紐づけて、より深く覚えておく為だと思います。


今回の映画に紐付いた景色は、喫茶スペースのカウンターのお姉さんが研がれたばかりの包丁を、日本刀のように吟味しながら、


「新品になって帰って来たわ。」と目を細めていた表情です。


きっと深く長く、記憶に残る事でしょう。^_^