宮崎に行っていた期間にスッポリと見逃した映画を必死で追いかけています。
「シェイプ・オブ・ウォーター」
ダグ・ジョーンズ、
かなり好きな俳優です。
素顔を見てもピンと来ないかもしれません。
「ヘルボーイ」や「パンズラビリンス」等でクリーチャーを演じる事の多い俳優さんです。
勿論、全身特殊メイクで演じる訳ですが、
ダグ・ジョーンズの演じる怪物にはいつも不思議な品格があるのです。
そう、ロボットなのに何故か品があるC3-POみたいなね。
昔、メタルギア・ソリッドのスネークのモーションキャプチャーを担当した時、身体のみで表現する事の難しさを痛感した事があります。
心と身体の完璧なる連動によって表現される悲哀、
素晴らしい役者さんです。
対極にあるのが90年の「IT」でペニーワイズ、そう、皆様ご存知のあのピエロを演じたティム・カーリー、この人も素晴らしい!
あくまでも個人的な意見ですが、ペニーワイズには寧ろ品格はいらない、
嘲り、罵り、陥れる残酷さ。
極端にまで強調されるそれは、あくまでも子供の恐怖を具現化したものだからのような気がします。
よくある「怖いけど美しい」「怖いけど可愛い」は「IT」に関しては不要なのでは?と思っています。
近年リメイクされた「IT」でペニーワイズを演じたビル・スカルスガルドを見た時、えらく品のある役者さんやなぁ、と思いました。
自分が思い描いていたペニーワイズ像とは掛け離れていたのでパスしてしまったのですが、
今でも非常に気になっています。
真っ昼間に窓開け放ってちっちゃい音で観てみようかな。
長々と色々言い訳しとりますが、
早く映画館でホラーを観れる大人になりたいです。
おやすみなさい。