僕が高校生の頃、最初に出会ったカッコイイ大人な劇団でした。
当時の近鉄小劇場、両親に頼み込んでチケット取って貰い、制服のまま天王寺に駆けつけたのを覚えています。
稽古場に貼ってあったチラシをたまたま見かけただけだったのですが、インスピレーションだったのでしょうね。
当時青春只中にいた自分よりも、もっともっと青春を謳歌している大人たちの姿に衝撃を受けました。
駄目な?大人たちの大爆笑の日常、不意に始まるアカペラ。
サム・クック「 Bring It Home To Me」
特にこの曲は強烈でした。
「If you ever change your mind〜」と始まった瞬間、感動の電撃。
井之上さんはバスパート担当でしたね。
今でもこの歌をよく口ずさみます。
井之上さん、中村育二さんとはその後「日本のいちばん長い日」の読み合わせでお話させていただくチャンスがあり、思いの丈を喋りまくりました。
本当に素晴らしい役者さんでした。
今も大きな目標です。
ご冥福をお祈り致します。
田中美央