食べ過ぎ飲み過ぎになりやすい季節到来ですね。
 ディナーはなるべく家で頂くようにしている私でも
 すでに12月は夜の外出が結構入っております。

 食べ過ぎ飲み過ぎてしまったら
 デトックス(解毒)することが大切です。

 デトックスは特別に期間限定でファスティングしたり
 宿泊施設などでデトックスメニューをこなしてするものではなく
 デトックスは毎日するものです。

 デトックス(解毒)とは
 体内の有害物質を水に溶けやすい形に変えて
 体外に排泄する働きのことです。

 人間は生きているだけで
 タンパク質の代謝をしており
 タンパク質はアミノ酸の玉が
 ネックレス状につながった構造をしています。

 タンパク質を口から摂取すると
 胃でこの構造が壊れ、腸で悪玉菌がアミノ酸に分解し
 肝臓で解毒しアンモニア(毒)が発生し
 新しいタンパク質が合成されます。

 また、肝臓は猛毒のアンモニアなどの有害物質を
 化学反応で無害に変えています。


            

 

 上記絵図で分かるように
 口から肛門までの消化器系器官は外気に触れ
 外からの食べ物を口から取り込み
 必要のないカスなどを便として肛門から排泄します。
 消化器系器官は体内ではなく体外、体の外です。

 その証拠に体内にある血液に細菌が入ったら死に至ります。
 しかし胃や腸には様々な細菌が棲んでおり
 腸内の善玉菌・悪玉菌・日和見菌がバランス良く共存し
 健康を保つために一役買っています。

 排便は毒出しのためではなく
 食事で摂取したり腸管へ排泄された有害物質が
 体内に吸収されるのを短くする
 毒を体内に入れないための機能です。

 何故なら便が腸に何日もとどまると
 便に含まれる毒素が腸壁から吸収されて
 血液にのって全身に運ばれてしまうから。

 これを避けるため
 排便はとても大切な機能ですが
 便には体内の毒素ではなく
 食べ物や飲み物の栄養を小腸で吸収した後の
 カスである老廃物(毒素)が含まれています。

 それでは体内の毒素は
 どうやって排出されるかといいますと
 排尿・汗・眼やにや垢として排出しています

 尿は血液中の水分と老廃物から構成されていて
 汗は尿が薄くなったもので血液から作りだされています。
 
 体内にある血液の老廃物(毒素)を排出する働きである排尿と
 血液中の血漿と呼ばれる体液成分が老廃物(毒素)と
 ともに排出される働きである発汗が
 解毒(デトックス)です。

 よって体外の機能を使う排便は
 解毒(デトックス)にはなりません。
 
 しかしこれらから
 排便も排尿も発汗も大切であることが分かります。

参考文献:
 
セラピストなら知っておきたい解剖生理学/秀和システム
                    

 
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