3.11の原発事故で放射性ヨウ素131が放出され福島ではお子さんの甲状腺癌が問題になっていますよね。

原発事故後、放射性ヨウ素の取り込みを防ぐために、安定ヨウ素剤を服用すると甲状腺癌リスクが激減することが報じられていました。この安定性ヨウ素は副作用があり、発熱、関節炎、浮腫、蕁麻疹、甲状腺異常などの症状が出る場合もあります。
 
日本人は海藻類をよく食べるためヨウ素の取りすぎ傾向にあり安定性ヨウ素は必要無いとも言われています。しかし、本当にそうなのでしょうか。


確かに日本には昆布だし、わかめのお味噌汁、とろろ昆布など海藻を使った日本食料理が多いですが海藻をたくさん食べているからといってヨウ素を取り過ぎるということはありません。

何故なら水に浸けたり調理途中でまたは、加工途中でヨウ素が流れ出てしまうためかなり大量の海藻を食べなければヨウ素の過剰摂取とはならないからです。

よって、甲状腺に関係のある橋本病やバセドウ病(グレーブス病)以外の人は、海藻を毎日たくさん食べても問題はなくヨウ素を過剰に摂取することにはなりません。

因みにヨウ素を取り過ぎると、甲状腺ホルモンの分泌が抑制され
甲状腺機能が低下し甲状腺低下症になります。症状としては身体機能が低下し、顔の表情が乏しく、声がかすれ、話し方がゆっくりになり、眼・顔が腫れます。
 

体重が増え、便秘で冷え性、毛髪のパサつき、皮膚のキメが荒く乾燥しうろこ状に厚くなるなどの症状も出てきます。進行すると低体温、心不全、貧血の合併症を引き起こします。

日本人のヨウ素取り過ぎの原因は、なんとうがい薬と喉スプレー。長期使用していると色素沈着してしまうイソジンうがい薬です。

喉の痛みなどで医者から処方されるのが、この赤茶色の液体イソジンうがい薬と喉スプレー。この薬はヨード(ヨウ素)を含み、長期使用するとヨウ素過剰摂取になり、前出のような症状が出る可能性があるものです。

また、このうがい薬でうがいしても効果はなく、悪い菌だけではなく、良い菌まで殺菌してしまいます。加えて、粘膜を刺激し悪い菌が入りやすくなってしまいます。

私も以前このうがい薬を医者に処方され使用しておりましたが、10年以上前に歯が黄ばんでくるのが気になり、使用を止めました。

代替医療師でもある現役医師に言わせると、このうがい薬でうがいするのは逆効果で、水道水でうがいをしたほうが効果的だそうです。

因みに私はヴェレダのオーガニックハーブマウスウォッシュでうがいをしております。
 
参考文献:健康と病気のしくみがわかる解剖生理学

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