今までで訪れた中で、わたし的に一番のカフェと言えるようなベジタリアンカフェに出会った。
洋館の中の小さなカフェは、幼少期と１０代を過ごしたクリスチャンの学校の校舎に似ていて
懐かしささえ感じた。
その学校の建物は既に取り壊してしまって今はもうない。
飯倉片町から少し入った場所に和朗フラット という昭和初期に建てられたヴィンテージアパートがある。
その一角にある小さな、でも贅沢な空間のヴェジタリアンカフェがひなぎくきつねDaisy Fox。
この洋館アパートはとても有名らしく、何度も建築雑誌などに紹介されている。
飯倉片町の交差点にある地下通路を抜けると和朗フラットに抜ける道に続いている。
少し歩くといきなり素敵な洋館が目にとび込んでくる。
いまでもアパートとして現役の和朗フラットの一角ひなぎくきつねのインテリアは
どこかヨーロッパのたまたま見つけた小さなカフェのよう。
カフェはたった８席だけ。
都会の喧騒を離れた異次元空間でのカフェタイムは贅沢な時間。
窓際にあった花瓶とこれはドクダミだろうか。
どこにでも生えている雑草を素敵に活けて絵になる雰囲気にしてしまうオーナーのセンスに脱帽。
因みにカフェのオーナーは５０代後半か６０代くらいの出版関係の仕事を現役でされている品のいいマダム。
カフェをたった一人でやっている。
この奥はキッチン、バス、トイレ、クローゼットがある。
昭和１１年につくられたこの洋館アパートメントは７０年前の当時からトイレが様式で水洗だった。
因みに現在トイレはウォシュレット。
当時使用していたストーブだろうか。いまも使用可能かは分からないが年季が入っている
さりげなく、素敵なふきんも売っていた。
さらに奥には和朗フラット一号館と二号館があり、カフェのある四号館とはまた違った雰囲気。
ひなぎくきつねには一人でお散歩がてらふらっと来るのがいい。
次はケーキと飲み物の記事です。
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