スイスの北東部の中心都市Sankt Gallenザンクト・ガレン 。
この町にはスイスでトップクラスのザンクト・ガレン大学経済学部があり
この大学出身者やこの町出身の同僚や友達がいるので
私にはとても親しみのある町です。
スイス滞在中、日本のJR並みに時間に正確なスイス連邦鉄道SBB に乗って
世界遺産ザンクトガレン修道院と図書館 を散策しにチューリッヒからザンクト・ガレンへ。
車窓からの景色。
スイスは冬の景色も幻想的で美しいです。
ザンクト・ガレン駅に到着すると
想像していたよりすご~い田舎で人があまりいませ~ん。
人口7万人の「都市」というより「町」なので仕方がありませんが。。。
日本人が珍しいのか、じろじろ見られました。。。
そういえばこの町を散策していて私以外の東洋人を一人も見なかったわ。。。
繁華街を少し歩くと修道院はすぐそこ。
小さな町なので徒歩で十分観光OKです。
雪がちらちらと降ってきてとっても寒~い!たぶんマイナス10℃~15℃くらい?
スイスって11月から2月まで晴れの日がほとんどないそうで、これもまた仕方ないです。。。
大聖堂の外観。
極寒の中(私には極寒)、この小さな田舎町にわざわざ来た甲斐がありました。
中へ入るとカソリックの教会だけあって装飾が見事!!
よく映画などで見る「懺悔の部屋」。同じものがいくつか並んでいました。
ザンクト・ガレンはオーストリアとドイツの国境近くのボーデン湖の側にありドイツ語圏。
ドイツ語圏はプロテスタントと思いがちですが、この辺りはカソリックも多い地域です。
スイスの宗教はカソリックがやや多く43%、プロテスタントが35%で無宗教が11%、以下その他の宗教。
天井のフレスコ画も美しい。
このザンクトガレン修道院の大聖堂はアイルランドから来たベネディクト会(カソリック)の
修道僧「聖人ガルス」が設立したものが母体となっているため、装飾が煌びやか。
幼稚園から一貫教育のカソリックの学校に通っていたので
小さい頃から教会や聖書は身近なものでした。
そのためか、パイプオルガン等の宗教音楽を聴いたり、教会の中にいると、とても落ち着きます。
8世紀に建てられたザンクト・ガレン修道院付属図書館 は本当に美しいライブラリーで
こんな図書館だったら毎日でも通いたいかも!
といっても私の読める本はありませんし、一般に貸し出しもしてませんが。。。
修道士が書き残した写本を始め、貴重な蔵書が約16万冊あり
本も装飾の一部のようでした。
撮影禁止だったのでお写真はSwissinfoからお借りしました。
アイルランドからの修道士達が発展させたザンクト・ガレンの町に
8世紀、フランク王国(ドイツ)の統治下の元、有名な学校が作られ芸術、文学、科学などが花開きました。
そのおかげで、ザンクト・ガレンがアカデミックな町へ発展しました。
話は変わりまして、この図書館見学の後トイレへ行ったのですが
図書館の方に案内頂いたのは道路を挟んで真向かいにある公衆トイレ。
写真がなくてイメージがわかないかもしれませんが、これがオートマティックで画期的。
そして公衆トイレなのに異常なほど清潔! トイレはアンモニア臭もなく、消毒臭だけです。
流れる水はミネラルウォーターかと思った程。
チューリッヒからレマン湖付近のスキー場へ行く時に立ち寄った
高速道路のトイレもとても綺麗で清潔で独特のアンモニア臭ももちろんしませんでした。
さすがに、スイスでは一般家庭やホテルなどに
ウォシュレットは普及しておりませんが。。。
トイレ話とは関係がありませんが、チューリッヒ郊外の新興住宅地。若い世代が多く住んでいます。
スイスってどこへ行っても本当に清潔で綺麗です。
日本も清潔な国って言われていますが、日本の比じゃなくどこへいっても清潔。
でも、清潔は清潔なんですが。。。
乾燥していて寒い国なので、スイス人は毎日シャワーを浴びないんですよね(笑)。。。
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