鹿児島を根城に文学活動されている高岡修氏の「詩を書こう」と言う教室がある。
今日の話は、この教室のアフターでお茶をしに行った時の「黒ジョカ」な話題を。
⇩⇩⇩笑い転げる面々。
この写真の中の、妙齢の女性書家の話。
彼女は化粧室で引いたばかりの赤いルージュが、気に入らなくてティッシュで拭き取った。
その後、便座に腰掛け用を済まし立ち上がり、何気なくその跡を覗き込んで歓喜、不安、絶望に直面した。
真っ赤な鮮血が陶器の水面に浮いているのを目にしたからに他ならない。
歓喜は60代で月のものが復活したのかと言う、驚きに似た感激だったがこれを否定するのには、然程の時間と葛藤は必要なかったらしい。
不安と絶望は歓喜の片鱗が霧散したと同時に、「癌」と言う病名が漆黒の不安と共に彼女を襲い、暫し絶望の縁で脱力し呆然遺失の時が流れたらしい。
暫しの空白から覚醒した彼女の脳裏を横切ったのは、便座に腰掛ける直前の彼女自身の行動だった。
ルージュを拭き取ったテッシュは、便座に腰掛ける前に便器に廃棄していた事。
便器に浮いた鮮血は赤いルージュに染まったティッシュだったと言う。
直前の自身の行動を忘れてしまった事が、苦悩の時間を生み出したと言う「黒ジョカ」な話でした。
誰にでも有り得る話しですが、其れを我々に惜しみもなく、さも自慢げに披露してくれる彼女に更なる尊敬の念を抱きました。
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