やさしい世界〜がまくんとかえるくん〜

こんにちは。

心理カウンセラーの
石岡みおです。

プロフィールはこちらです。

「おてがみ」
というお話をご存知ですか？

今は、小学校1年生の
国語の教科書にも
採用されているお話で、

アーノルド・ローベルの
「ふたりはともだち」
という絵本に
収録されています。

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「ふたりはともだち」
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私は、
このお話が昔から、
とってもとっても
大好きです^^

知っている方も多いと思いますが、
あらすじをご紹介しますね^^

「がまくん」と
「かえるくん」は
仲の良い友達です。

ある日、がまくんが
悲しそうにして
玄関の前に座っているところへ、
かえるくんがやってきます。

がまくんは
毎日誰かから
手紙が来るのを待っているのだけれど、

今まで1度も
手紙が届いたことがない、と。

だから、お手紙を
待つ時間は
「ふしあわせ」な気持ちになるそう。

「だれも、ぼくに
お手紙なんかくれたことがないんだ。

毎日、ぼくのゆうびんうけは、
空っぽさ。

お手紙をまっているときがかなしいのは、
そのためなのさ」

それを聞いたかえるくんは
急いで自分の家に帰り、
がまくんへの手紙を書きます。

そして知り合いのかたつむりくんに、
がまくんの家へ届けてほしいと
頼みました。

それから、急いで
がまくんの家へ戻り、

昼寝をしている
がまくんにこう言うのです。

「きみ、おきてさ、
お手紙が来るのを、もうちょっと
待ってみたらいいと思うな。」

しかし、がまくんは、
今までも誰もくれなかったんだから、
今日も同じだ、と起きてきません。

「きっと来るよ。」
かえるくんが言いました。

「だって、ぼくが、
きみにお手紙出したんだもの。」

かえるくんは
がまくんに伝えます。

　
「ぼくは、こう書いたんだ。

『親愛なる
がまがえるくん。

ぼくは、きみが
ぼくの親友であることを、
うれしく思っています。

きみの親友、かえる。』」

「ああ。
　とてもいいお手紙だ。」

と、がまくん。

それからふたりは
「しあわせな」気持ちで
お手紙を待ち、

4日経ってかたつむりくんから
届けられたお手紙を見て、

がまくんはとても喜んだのです。

こんなお話です。

なんだか、心が
じーんとしませんか?

私は
このお話を読むたびに
毎回、毎回

涙が溢れます。

あなたのことを
とっても大切に思っているよ。

あなたが
存在してくれていることが
私は本当に嬉しいんだよ。

かえるくんの
そんな気持ちが
がまくんに伝わって、

その時、がまくんは

本当に
嬉しかっただろうし

本当に
安心しただろうし

心があったかくなって
幸せを感じただろうな…

と思います。

大切な人を
元気づけたくて

自分の気持ちを
ちゃんと言葉にして
伝えたかえるくんは

とっても素敵だな、
と思います。

ありのままの自分を
良いも悪いもなく
ただそのまま受容し、
傍にいてくれる存在。

そんな温かさを
感じられることが

人の心を
最も癒すものなのだと
改めて感じます。

「ふしあわせなきもち」に
なりがちで、
ちょっとだけ手のかかる
「がまくん」に

優しくて、しっかり者の
「かえるくん」が

「しあわせなきもち」を届ける。

こういう「優しい世界」が
私は大好きです^^

つい、しょんぼりしてしまいがち、
悲観的ながまくんの気持ちも
とってもよく解るし

自分の大切な人に
自分のありったけの愛を伝えたい、
かえるくんの気持ちも
とってもよく解ります。

ふたりの中に
「お互いを思いやる気持ち」が
自然にあって、

お互いの存在が
相手を支えている。

かえるくんのように

自分から
そんな「優しい世界」を
はじめることは

私たちにも
きっとできるはずです。