皆さんこんにちは、リョーンズです
以前国債ETFの選び方の記事で、
「ドル円暴落すると思うならヘッジありの2621をETF購入の候補」
として紹介しました。
2621はアメリカのブラックロックが提供している米国債20年に連動するETFで、
そろそろ金利の上限が見えており、今後金利が下がる過程で大きな値上がりが望める銘柄です。
通常、米国債ETFはドル建てで購入する必要があるため、ドル円の相場が円高に触れると米国債ETFが値上がりしても、為替でマイナスがでてしまいますが、
この2621はドルと円でヘッジを行っておりますので、為替の動向に気を使わなくても良いというメリットがあります。
そして、今後金利が下がる局面で円高に触れる可能性は非常に高いので、このヘッジ付きの2621は私のポートフォリオに加える選択肢の1つとしてありました。
しかしですね。
最近為替ヘッジのコストがとんでもないことになって来ているんですよ。
上記はドル円のヘッジコストですが、なんと年間6%近くまで迫っています。
ヘッジコストの主な要因は2国間の金利差ですが、日本がまだまだ低金利なため、金利をゴリゴリ上げているアメリカとだいぶ差が付きまして、このような高コストになっております。
年間6%を大したことが無いと思う方も多いと思いますが、ドル円が現在145円としますと、年間8.7円ですよ。
たしかに株やFXでしたら短期売買メイン方が多いので気にすることは無いかもしれませんが、国債ETFは長期戦になることが多く、コストは大きな問題です。
なので現状ですと、2621は選択肢から外さざるを得ない状況となっております。
アメリカのテキサス州などではインフレが収まってきていますが、全体としてみると賃金インフレに再燃の兆しがでてきておりますし、FRBがすんなり金利下げに転向するかも不透明な状態です。
なのでそろそろ国債ETFの購入を始めようかなと思っていたものの、まだまだ入りにくく、金利の動向が確定してからの国債ETF購入となりそうです。