【政治の役割は公助だけではない〜昨日の続き】
自助と共助を支援するのも政治の役割です。
例えば、生活保護は「働けない」状況にいる人の自立を支援する制度です。
今は、生活保護を受給している親が、高校を卒業した子供に「おまえが働いたらもらえなくなるから働くな」と言うなんて話を耳にしますが本末転倒です。生活保護制度はそもそも「働かない」人ではなく、「働けない」人の為にある制度です。
また、世の中には公助を必要としない人もいます。そういう人が増えないと公助のパイは広がりません。なので「公助を必要としない人を増やす」というのも政治の役割です。
自助があって、共助があって、公助がある。その順番や関係性を吹っ飛ばして、「政治家が自助と言ってはいけない」「政治の役割は公助だ」と言い切るのは政治家としてどうかと思います。
ただ、枝野氏のような意見があって良いし、私のような意見の政治家がいても良い。違う意見を戦わせて議論して国民に最適な制度をつくればよいのです。
どちらか一方をレッテル貼り等をして黙らせることはあってはならないと思います。