【7日間ブックカバーチャレンジ②】
「読書文化の普及に貢献するためのチャレンジです。参加方法は、好きな本を1日1冊、7日間投稿するというもの。本についての説明は無くても表紙だけは画像をアップします。」
2日目は、一期目の時に同僚の西田譲先生に薦められて読んだギュスターヴ・ル・ボン著「群衆心理」です。
時代が行き詰まり先が読みにくくなると群衆は自分の思いを代弁してくれる強い指導者を求めます。が、少し違うと思うと「はいっ、次!」となり、功績も何も無かったかのようにポイッと捨てて乗り換えます。実はこの動き、扇動しているのは一部のマスコミや言論人や政治家…。
まるで今の話のようですが、ル・ボンがこの本を書いたのは19世紀。古今東西変わらないものは何なのか?それにどう対峙していけば良いのか?
少し難解な本ですが、漫画版もあります。
火のないところに煙を立て、スギャンダルをでっち上げて世間を煽った結果、どれだけの人間がギロチンの露と消えたか?
「フランス革命といえばベルサイユのばら」というイメージを持っている方におすすめです。(マリーアントワネットも登場します)