月原悠のクラシック音楽ノート

月原悠のクラシック音楽ノート

ショパン、ラフマニノフ、シューベルトなど、心に残るクラシック音楽を、物語や情景とともに綴っていきます。

 

 

月原悠のクラシックノート

 

*画像はAIによるイメージ画像です。

 

 

ラフマニノフ——海の見える風景|ピアノ協奏曲第2番を聴く

 

今回から、クラシック音楽の魅力について書いていきます。

 

 

 

 

 自己紹介

 

みなさん、初めまして、作家の月原悠です。

私は小説の創作以外にもクラシック音楽が何より好きです。

 

クラシック音楽を聴いてこられた方に向けて、作品の背景や演奏の細かな分析というより、曲から浮かぶ情景や心の動きを中心に綴っていきたいと思います。

 

どうぞ、よろしくお願いします。

 

 

 クラシック音楽の魅力

 

クラシック音楽のイメージ?

眠くなる?

よく言われますね。

 

でも、実際どうでしょう?

眠くなるほど癒される?

 

それだけではないです。

 

切なくなる曲や、激しい曲、ロマンティックな曲。

さまざまあります。

 

西洋クラシック音楽の起源といえば、グレゴリオ聖歌がよく挙げられます。

その当時は単旋律、ひとつのメロディだけでした。
メロディといっても、今の歌のようなものではなく、日本でいえば、お経のように祈りに近いものだったのかもしれません。

 

なぜ、クラシック音楽は長い間、愛され続けているのでしょうか?

 

名曲だからでしょうか?

 

名曲って何?

 

それは人それぞれ定義が異なるかもしれません。

 

近代においても、ビートルズやマイケルジャクソンのように、時代を超えて聴かれている音楽があります。

もちろん、他にも多くのアーティストもいます。

 

その曲が果たして、100年後にいったいどれだけ残るでしょうか?

 

長い年月を経過しても、愛され続ける、そういった曲が名曲かもしれません。

 

モーツァルト、ベートーベン、シューベルト他、多くの作曲家たちはそういった長い年月をえて、愛され続けてきました。

 

そういった音楽がクラシック音楽ではないでしょうか。

 

 

 

 長く愛される曲とは

 

長く愛される曲とは?

 

これは難しいですね。人によって違いますから。

 

一つあげるとすれば、親しみやすい曲かもしれません。

 

例えば、モーツァルトの《トルコ行進曲》、ベートーベンの《エリーゼのため》など、数えきれないほどありますね。

 

そのひとつとして、今回、私が最初に紹介したいのが、ラフマニノフです。

 

ラフマニノフは、私だけでなく、多くの人に愛され続けている作曲家です。日本でも、とても人気があります。

 

私にとってラフマニノフは、海の見える風景のような音楽です。

 

次回、ラフマニノフへ

 

 

 

 

バシャッ、ピカッ、ガーン

 
また、嵐か
嵐が発生しました
船がかなり揺れますのて
移動はさけて何かしっかりしたものに
掴まってください
 
「また、嵐か全く来なければよかったな」
 
「ああ、最悪だな」
 
 
セルーシャ大丈夫か
 
体か重いです
頭も痛いです
 
大丈夫か
 
頭がぼーとします
 
くそ、これだけ揺れれば医務室にも行けない
 
よし収まった、医務室へ
先生、彼女が様子が変でつれて参りました
 
ちょっと見てみよう
 
ん、熱がかなり高いこのままじゃ危ない
 
熱を下げないと
 
どうすればいいですか
 
そうだな
こまったな
これだけ高いと
氷で冷やしても無理です
 
それでは、どうすれば
 
彼女の回復力を信じるだけでしょう
 
船長、羅針盤が異常です、また舵も操作が不能です
 
なんだと、目の前の無人島にぶつかります
 
なんだと
 
乗客にはなんと説明すればよろしいでしょうか
 
説明すればパニックになるからな
残念だが必要ない
 
わかりました
 
 
「うちの子供はね」
 
「僕と踊っていただけませんか」
 
「マールス、あなたの事が好きよ」
 
 
グアーン、ドーン
 
キャー
 
わああ、
 
どうしたんだ
 
 
ただいま、強風のため無人島にぶつかりました
みなさん、近くの港に応援しています
落ち着いて行動してください
 
 
どうすればいいんだ
 
私の子供かいない
 
ああああ、痛い
 
船長、船内がパニックに
 
放送を繰り返せ
 
はい
 
みなさん、落ち着いてください
 
 
ザアー
 
船長、大変です、衝撃で浸水しています
 
 
全力で浸水を防げ
 
はい
 
皆さん、落ち着いて聞いてください
船の中に水が流れ込んでいます
船員の指示にしたがって無人島へ避難して下さい
 
 
なんだと
 
ええ、怖い
 
俺は生きて帰れるのか
 
グワー、ピカッ、ザー
 
嵐がきたぞ
 
ピカ、ザー、ザワー
 
船員に告ぐイカリを降ろして嵐に備えろ
 
はい、船長
 
グアワー、ガー
 
キャー
 
うわー
 
助けて
 
客員の皆様、船が激しく揺れますから近くの丈夫な物にしっかり掴まってください
船内を決して移動したりしないでください
心配ありません、もうすぐで通り過ぎますので
 
ルノール様
 
危ない
セルーシャ
 
僕につかまって
 
私は嵐と言えど幸せでございます
愛しいルノール様の暖かい胸の中に包まれています
 
僕も君の柔らかい肌に触れることができてこれ以上の安らぎはありません
どうか、この瞬間がいつまでも続くことが
 
なぜそのような事をおっしゃられるのですか
 
僕は王宮に帰ったら君に会えることはありません
実は、僕はこの国の王子なのです
身分が違うのです
 
嘘と言って下さい
 
残念ながらそうです
 
それではこの船にいる間だけでもそばにいても宜しいでしょうか
 
それは私も望むことです
 
私はルノール様に初めてお会いした時に
心の翼が飛び立っていきました
あなたは、なんと罪な人でしょう
私をそのような心にさせておいて
王宮に帰るとは
きっと天からの罰が与えられるでしょう
 
いえ、天からの罰が与えられても後悔いたしません
なぜなら、今の瞬間はセルーシャと心も体もひとつになっているからです
ただ、今不足しているものがあります、おわかりになりますでしょうか
 
それは私も願っていることです
 
熱いキスを
 
はい
 
乗客の皆様
嵐は収まりました、ご安心下さい
 
昨日は怖かったです
 
そうだね
 
安心したね
レストランで食事をしようか
 
はい
 
王宮で食べる事よりセルーシャと食べる事の方が
遥かに美味しい
食べ終わったら甲板に行ってみようか
もう、水もはけているから
どこかに座って話をしよう
 
はい
 
ちょうど、椅子とテーブルがある、あそこで話をしよう
 
はい
 
セルーシャは
小さな商会の一人娘だそうだね
 
そうです
 
ルノール様は
どのような生活をされていたのでしょうか
 
僕は小さい頃から習い事ばかりだ
剣術に外国語など様々だった
とても嫌だったよ、同じ年頃の子供の遊びが出来なかったんだ
 
それは辛かったですね
 
セルーシャ
今日は二人ここで夜を過ごしたい
 
嬉しくて再び羽が背中についてしまいそうです
 
昨日はあれだけ天候が悪くて
夕日が見えなかったのに
今日は鮮やかに輝いています
 
綺麗ですね
 
夕日の紅色がセルーシャの黒髪を照らして
夕日と同化しているよ
 
ルノール様の情熱が
さらに燃えているようにみえます
 
それはあなたが美しいからです
 
そのようなことはありません
 
ルノール様
寒いですか
 
大丈夫です
 
それではここで一夜を過ごしましょう
 
はい
 
セルーシャ
愛しているよ
 
ルノール様
私はもっと愛しています
 

 

甲板にて

 
ルノールもう限界です
 
グランデーノのことですか
 
はい
怖いです
暴力をふるったり
私の体をさわったりしてきて
 
わかりました、次に寄港するのが明日です
それまで、待っていてください
 
はい、わかりました
 
 
翌日
 
セルーシャ
今2人で楽しもう
 
はい
 
ここは花がきれいだな
 
そうですね・・・
 
 
ランスロット、ルージュお前達も来ていたのか
 
はい
 
あいかわさず、子離れしない親だな
まったく
 
グランデーノ
 
こ、この前の
 
ルノール
 
セルーシャ
もう大丈夫だ
 
馬鹿をいえ
お前は一応護衛がいるのだな
私の護衛は10人だぞ
今日こそお前の息のねを止めてやろう
 
あ、グランデーノ様、ルノールの護衛には
ランスロットとルージュがいます
 
国内屈指の剣の名手です
 
なに
 
たかが2人だ
行け
 
 
ルージュ、ここはまかせとけ
 
あのランスロットが来たぞ
 
おい、逃げるな
 
援軍をできるだけ呼んでください
我々では無理です
猛獣と呼ばれるランスロット
疾走のルージュ
 
うわ
 
 
グサ
 
援軍が来ました
 
ハハハハハ
俺のための部隊だ
何名いるか
100名です
これで、どうだ
 
ふ、100名か
ルージュ
ベローヌ地方の兵士をすべて集めろ
 
いえ、王子、我々で十分です
 
なんとクレスタ王子様でしょうか
 
そうだ
グランディーノ
 
なんと、ご無礼をしたことでしょうか
申し訳ありません
 
後悔しても遅い
 
グランデーノ、お前は王子様を殺害しようとした、
ゆえに一生牢に入っておれ
 
おのれ
セルーシャ来い
どうだ、王子
セルーシャはどうなってもよいのか
 
ルージュ
 
シュ
 
うわあ
 
グランデーノ、ルージュの短剣の味はどうかな
 
ルージュ、セルーシャを
 
 
あい
全員で攻撃しろ
 
わかりました
 
よし、ランスロットいくぞ
言われなくともわかっている、ルージュ
 
 
いや、俺一人で十分だ
 
王子といえどお坊ちゃまじゃないか
 
ハハハハ
王子はこの国の最強剣士だぞ
 
護衛はかすりもしないだろう
 
それ
 
ワーワー
グア
止めて下さい
 
グランデーノ、俺と決闘だ受けてたて
 
いえ、許してください
 
それでは、セルーシャにひざまづけ
 
はい
 
 
ルージュ、ランスロットなぜ俺の後をついてきた
最近の王子の行動がおかしいことに気づいた国王様が
護衛との命を受け参ったところです
しかし、王子はなぜ普通に乗船せずロープを渡っていったのですか
ああ、俺も貧しい平民の気持ちがわかりたかったからだ
 
そうだったのですね
 
父も子離れしないもんだな、相変わらず
船室も取らず寒い思いをし平民の気持ちが少しはわかったつもりだ
 
 

船上にて

 

クレスタ王子様

 

セルーシャ

ルノールで構いません

 

いえ、王子様を異なるお名前でお呼びする訳には行けません

 

いえ、ルノールでお呼び下さい

 

今ほど幸せと呼べる瞬間は来ないでしょう

 

ルノール様今からはないということでしょうか

 

どのような意味でしょうか

 

いえ

 

何かあるのならお話下さい

 

申し訳ありません

考え事をしていました

 

いえ、それは違います
急に元気が無くなりました
 
セルーシャ
一人にさせてください
 
わかりました
 

 

おい、セルーシャ

あの男は何号室だ

 

わかりません

 

何という名前だ

 

それも存じ上げておりません

 

あの男を見つけたら護衛から痛い思いをさせよう

 

それは卑怯じゃありませんか

 

なんだとセルーシャ

バシ、バシ、バシ

 

やめて下さい

 

 

 

Z-5号室でしたわね

お知らせしなければ

 

コンコン

 

セルーシャです

 

どちらさまですか

 

この部屋は

 

私の部屋です

 

申し訳ありません

間違えました

 

あなた様、今どこにいるのですか

 

 

ここは広い豪華客船

セルーシャはどこにいるのだろう

レストランじゃないか

 

ここにはいない

 

 

 

 

あなた様はもしかして

レストランでは

 

いないです

 

 

 

セルーシャ

屋上の展望台ではないか

行って見よう

 

 

 

展望台にいるかもしれません

行って見ましょう

 

 

セルーシャ

 

あなた様

私はルノールと言います

 

ルノール様お逃げください

 

どうして

 

カンディーノと護衛がが追いかけてきます

 

大丈夫です

セルーシャは部屋で休んで下さい

 

はい、わかりました

 

あいつがいたぞ

やってしまえ

 

くそ、逃げやがった、イテテ

今度あったら許さないぞ

 

セルーシャ、もう会うなよ

わかったか

 

はい

 

ルノールさまは甲板にいらっしゃるのでしょうか

怪我をされていなければいいのですが心配です

 

ハハハハ

面白い

僕の部屋がZ-5だって言ったけど

本当は星空の下が僕の部屋だよ

少し寒いが大したことはない

少しか

まあ、風邪をひく程度だ

ハハハハ

これもいい経験だ

 

セルーシャ

 

どうして僕の名前を君に伝えられなかったのか

でも僕の名前を伝えられなかったのが幸いだ

僕は君の記憶を消し去りたい

それがいいんだよ

運命の魔法にかけられなくてすまなくて良かったからな

空は暗闇

月どころか星さえ存在しない

存在するのは僕の運命だけか

運命から逃れる方法は甲板に留まるだけなのか

しかし僕の心は波のようだ

打ち寄せたり、ひいたり

矛盾する心が僕を支配している

 

 

あなた様

 

あなた様はずるい方です

どうして、私の名前は伝わったはずなのに

あなた様の名前は私に伝わらなかったのでしょう

もしかして意地悪な方なのではないでしょうか

そんなはずはありません

私が意気地無しなのです

 今日の夜は暗闇です私の心と同じです

どうか、あなた様

この暗闇を打ち払っていただけませんか

そうしていただければ

暗闇も満天の星となるでしょう

 

 

なぜ、私はあのような男と結婚しないといけないのでしょうか

私がいったい何をしたのでしょうか

 

 

乗船当日

 

おい、セルーシャ

こっちだ

さっさと来い

 

はい

 

腹が減ったぞ

早速、船内で昼食でもとるか

セルーシャ

お前も食べろ

 

いえ、結構です

 

そういえば、船内で最も豪華な二人の部屋を取っておいたぞ

 

嫌です

甲板から飛び降りて私は死にます

 

待て、分かった

 

分かった別々にするから

 

 

夕食だな

俺が支配人に頼んで特別に高級料理を頼んだぞ

 

はい

 

これを食え

 

はい

 

金、金、金

なんでも金だ

 

お前みたいな美しい女も抱けるだろう

 

ハハハハ

 

私は、これ以上お腹に入りませんので

船室でゆっくりさせていただきます

 

いつでも、俺のところに来てもいいぞ

可愛がってやるぞ

ハハハハ

 

 

ああ、気持ち悪い人だから甲板の新鮮な空気を吸いに行こう

 

誰か港から船までのロープをつかんでこっちに来ている

誰だろう

 

 

はあ、やっと着きました

おや、びっくりさせてしまいましたね

 

真冬なのに大丈夫ですか

 

大丈夫です

 

あなたのマフラーが飛んで行きました

寒いから追いかけないと

私のマフラーも飛んで行きました

 

私が行きましょう

大丈夫ですお嬢様のマフラーも取りましたから

 

はい、どうぞ

 

これはあなたのマフラーではないですか

 

嫌ですか

 

いえ、そんなことはありませんが

突然そのような事をされると

 

胸が締め付けられそうです

 

いえ、胸ではなく首をです

 

そのような怖いことを言わないで下さい

 

もちろん、ジョークですよ

 

それでは私のマフラーはどうですか

 

微かにいい香りがしますよ

 

そのような恥ずかしい気持ちにさせないで下さい

 

私のマフラーはどうでしょうか

 

少し汗くさいです

 

さっきロープを渡ってきましたからね

 

やっぱり元にもどしましょうか

 

いえ、今度洗ってきますから

 

僕は洗わないよ

 

いえ、恥ずかしいから止めて下さい

 

だっていい香りだから

 

いや、止めて下さい

 

ほら、いい香りだらけじゃないか

 

男性の方と

もういいです・・・

 

嫌だった

 

いえ、そのような事はありません

 

船室を案内しましょうか

 

僕の部屋だけでもいいですよ

後でゆっくり見て参ります

 

わかりました

 

ここです

Z-5ですね

 

ありがとうございます

 

でも、なぜロープで

 

それ以上は聞かないで下さい

 

はい

 

余計な事を聞いてしまいました

申し訳ありません

それでは、おやすみなさい

 

おやすみ、ゆっくり休んで下さい

 

 

セルーシャ

遅かったな、船内を見て回ったのか

 

はい

 

そういえば、さっきお前と一緒に歩いていた男がいたが

ただの知り合いだろうな

 

はい

 

まあ、いい

 

 

翌日

 

昨日はありがとうございました

 

いえ、大したことないですよ

 

 

おい

お前は誰だ

 

 

知らない方から「お前は誰だ」と言われても

応える義務はありません

 

なんだと

じゃあ、セルーシャと何をしていた

昨日も一緒にいたじゃないか

 

僕は遊戯室の場所を案内していただけですよ

 

何、痛い思いをしたいのか

 

豚が泣いているが大人しくしてやろうか

来い

 

何を言う小僧目が

 

バシ、バシ

 

助けてくれ

 

豚は大人しく寝ておれ

 

クソ、見ておれ

 

 

セルーシャ

 

お前に大事な方を紹介したいから

 

ミラーノという高級バーのに行ってこい

行けば案内するように手配してあるから

 

わかりました

 

 

初めまして、セルーシャと申します

 

こちらこそ、グランディーノだよろしくな

 

君を無理に誘って申し訳ない

これも僕の性分なんでね

よくいえば男らしい

悪く言えば強引なんだよ

もう、僕と君は結婚が決まっているんだ

 

いえ私は聞いていません

何をいう、君の父から申し込みがあったんだ

 

なにかの間違いではないのでしょうか

 

君の父の商会と

僕の父と君の父との商会の合併なんだよ

まあ、合併と言っても

お前のグループが子会社みたいなもんだけどな

今日から君は僕の恋人さ

いや、メイドという言葉が適切かな

 

やめて下さい

 

はははは

君の父親から頭を下げてきたんだろ

 

私には関係ないでしょ

 

じゃあ、お前の父親に確認してみろ

 

 

お父様、あの方と結婚しないといけないのでしょうか

 

ああ

 

どうしてでしょうか

 

いろいろ事情があるんだ

 

それは、お父さんの都合ではありませんか

 

そうだな

そういえばグランディーノ様が豪華客船のミゲール号で

近隣の国を1ヶ月にわたり婚前旅行をしたいそうだ

 

嫌です

愛しい方以外の男性とは結婚したくありません

 

申し訳ない、我慢してくれ

 

お父さんもお前の気持ちはわかっているんだ

お父さんのグループの危機で

ミゲール家と合併しないと生きていけないんだ

わかってくれ

 

わかりました

そのかわり、お父様、お部屋は別ですよね

 

いや

 

それだけは許してください

 

わかったグランディーノに頼もう

 

電気はどこかしら

この辺かな
ちょっと探してくる
 
うん
 
あったよ友子
 
でも消さなきゃ
明るいと見つかるよ
 
そうね
 
 
 
花蓮・・・・・・
 
男の人声
 
パパパ
 
電気が着いた
 
キャー
キャー
 
 
黒い仮面が3人も
 
フハハハ
そろそろ仮面を脱ぐかな
俺は知ってるだろ
 
あ、やっぱり所長
 
 
俺は、達也
フハハハ
 
どうして達也
どうして・・・・・・
 
なぜかな
 
最後の皇帝を紹介しよう
友子様
 
どうして、友子
 
ハハハハハ
あなたが憎かったのよ
 
いつも、ちやほやされて
私はブスだったからね
憎かったのよ
 
さあ、みんなどんな風に楽しむかな
裸にして外でさらしものにして
彼女の好きなヘビを身体中にまいてやるか
 
イヤーやめて
お願い助けて
 
フハハハ
 
 
待て
 
達也どうして
 
あとで説明する
 
バシバシ
ガン
こいつ
あああ
キャーやめて
 
花蓮、大丈夫だ
もう、俺がついている
 
達也、どうして、どうして
 
俺は所長に騙されバーで睡眠薬を飲まされ昏睡状態にされ
ここに監禁されていたんだ
俺とあいつは
一卵性双生児なんだ、ようは双子だな
弟は忠政
母でも見分けがつかないほど似ていて途中で俺と交代したんだよ
署長は友子の親に多額の借金していたらしい
俺はなんとか監禁部屋から脱出したんだ
そういうことさ
 
達也会いたかった
 
私も
 
もう、離さないよ
 
達也も大変だったね
 
ああ、シーンって何もない、光も音もない
食事も1日1食で辛かったよ
そういえ、昨日は風が強かっただろう
台風だったの
 
風は強かったけど台風じゃなかったよ
 
そうか
 
明日は旅行に行こう
 
はい
 
 
END
 

窓から飛び降りる

 
危ない
 
 
ドン
 
友子
一緒に逃げて
 
治療しないと
 
いや、怖いの
 
わかった、友子が安心するなら
一緒に逃げよう
 
ありがとう
 
花蓮タクシーで行こう
 
いや、怖いの
黒い仮面の男が
 
私がいるから大丈夫
 
本当
 
うん
 
タクシー
来たよ
 
遠くに旅館はないですか
ここから1キロほど離れたところにあります
 
それでは
 
そこにお願いします
 
かしこまりました
 
旅館にて
 
花蓮、お風呂入っておいでよ
 
いや、友子も入って
 
わかった
 
いいお風呂ね
 
花蓮先に上がっていていい
 
うん
すぐ、上がるから
 
トントントン
 
キャー
 
どうしたの
 
窓を叩く音が
 
気のせいよ風の男がしただけよ
 
そうかな
 
じゃあ、部屋に戻っているね
 
うん
 
コンコンコン
ここはどこですか
 
 
キャー
 
大声をだすと他の宿泊客に迷惑ですよ
外に逃げてもいいのですよ
美しい裸のままでね
 
キャー
やめて
 
フハハハ
この包丁でどこをきりきざむかな
 
お願いします
助けて
こっちに来ないで
 
フハハハ
 
わかった、逃げろ
 
どうしたの
花蓮
 
また、黒仮面が
 
気のせいよ
花蓮は幻覚をみているの
病院の先生からも言われているの
 
本当
 
そうよ
 
幻覚じゃないよ
フハハハハ
 
キャー
キャー
 
花蓮、玄関から逃げるのよ
バスローブ着て
早く
 
うん
 
ほら、ほら
逃げろ
 
ゆっくり追いかけてやるからな
 
花蓮、逃げ切ったよ
 
どこかに、潜んでいるから
あそこに見える倉庫に逃よう