私が毒親っぷりを、
十分に発揮していたときの、
心のなかで感じていたこと、
考えていたことを思い返してみる。



19歳、若くして母親になったけど、
しっかり子育て出来ている母親を目指して
頑張った。

今考えると、
自分の意志で目指したというより、
周りに「若くても子育てちゃんと出来てるね」
そう思われたかった。
周りから認められたかった。
というか、
子育てに限らず
色々なこと、妻として、人として、自分自身を、
周りから認められたい願望がすごかった。
周りから認められたら
自分の価値が上がり、
周りから認めてもらえなければ
自分の価値が下がる。
そんな考えかただった。



何をするにも、
どう動けば周りに認めてもらえるか、
それを基準に生きてたな。



こんな思いも持っていた。
母親は強くなければいけない。
子どもを行儀良くしつけなければならない。
○○○じゃなければいけないってのは、
とにかくたくさんあった。
周囲に気配りできる人にならなきゃ。
良い母親でなければいけない。
家の中はいつも片付いてなければダメ。
母親なら家事、育児をきちんとこなせて
あたりまえ。


結局は、こうじゃなきゃいけないってことを
その通りに守ることで、きっと、
周りから認めてもらえるって思ってた。

自分がどう周りから見られるのか、
どう見られてるのか、
どう見られたいのか、
どうすれば自分の理想の自分に
見られるのか、
そんなことばかり考えて生きてたから、
子ども達のこと、
見てるつもりだったけど
まったく見えてなかった。

そして、
良妻賢母になれるような
こころの余裕も、器用さも、知識も、知恵も
何も持ってなかった。