入院前に個室の希望を聞かれます。
生命保険も最低限しか加入していないし、保険金が入るまで時間がかかると聞いていたので、収入も無くなることだし贅沢は出来ないと考えて前回は個室希望しませんでした。
前回の入院時のことになりますが、なかなか個性的な異国の方と同部屋。日本語はしっかり話せる方で少し年上のお姉さん。お国柄なのか全てに対してハッキリしていて、看護師さんだろうが先生だろうが納得いかないことはどんどん口に出す方でした。手の手術だったので歩くのは平気で何度もナースセンターに乗り込んで行きました。
直ぐにトラブルメーカー的な存在になってしまい、声も大きいので周りにも丸聞こえ。
その方は病院のシステムを理解していなかったらしく、(ここは公立の病院ですが)料金を支払えば食事もその他も自由にランクアップ出来ると思っていました。それなのに、毎回制限食を出されて納得いかなかったもよう。システムに関して理解出来るまで少し時間がかかりました。
入院費用に余裕があるのなら何故4人部屋?と思ったら、前回個室に入って淋しくて仕方なかったとのこと。
退院までの10日ほどのお付き合いでしたが、その方をめぐりいろいろな出来事があって飽きずに過ごせました。
私の方が先に退院になりましたが、涙を流してお別れをしてくれました。
裏表のないピュアなお姉さんでした。
遠くに暮らしている方なのですが、退院して少し落ち着いたら訪ねてみようと思っています。