今日は久しぶりに添乗時代の回顧録です。





今回の旅はマレーシア航空でアフリカと南米を渡るというかなり無謀なツアー14日間 。

世界の2大滝を見に行こうという企画。

会社のみんなはこのツアー内容に呆れてたけど、私は怖いもの見たさでこのツアー依頼が来たときは二つ返事で受けた。

 
成田からマレーシアの首都KL(クアラルンプール)までは約8時間。
 
KLから南アフリカのヨハネスブルグまでは約10時間。
 
そこからジンバブエ航空にてジンバブエの拠点ヴィクトリアフォールスまで約2時間。



ヴィクトリアの滝は乾季の終わりの時期とあって、カラカラもいいとこで、峡谷を見に来たといった様子だった。 残念、でもこんな時もある。だけどこれはこれで圧巻の景色だ。
 

最初のホテルにようやく到着したのは自宅を出てから約2日が経っていた。

そんな体育会系のこのツアーの参加者は70歳を過ぎたリタイヤ組だからまたなんともすごい。


行程7日目にして南アフリカはケープタウンから再びマレーシア航空にてアルゼンチンの首都ブエノスアイレスへ飛ぶこと約9時間。



初めての南大西洋横断。

コロンブスはどんな思いでここを船で渡ったのか。
 
アフリカ大陸になんとなく居心地の悪さを感じていた私は、疲労というよりもむしろ南米の大陸に降りることに興奮を感じていた。

コロンブスもこんな興奮があったのだろうか。


ブエノスアイレスの街はちょうど日本とは真裏にあたる場所。

地球の真裏側なので日本とは真反対の気候。


 
ヨーロッパからの移民が第二のパリを作ろうとしたところなので、街は見事なレンガ造りのコロニアル風。

でも、斬新なモデルのビルの間に昔ながらのおんぼろの、窓の無い住宅があったり、トタンの屋根だったり。 

そんな抜け目のある町並みが私の心を一層惹きつける。

 
「ブエノスアイレス」という街の名前はスペイン語で「良い空気」という意味。

街では昔日本で使っていたようなディーゼル車の排気ガスが出てるにもかかわらず、その名前の通り綺麗な空気だった。

この時期の風物詩ジャカランダーの紫色の花も満開で私達を迎えてくれた。




アフリカのヴィクトリアの滝で前回とは違った乾季の終わりの滝に愕然としたお客様は今度の滝に大きな期待を寄せていた。 

そう、目指すは世界一の滝、イグアス!


ブエノスアイレスから今度はラン航空にて約2時間北上。

 
南回帰線を越えると、そこはもうジャングルの世界。

椰子とバナナの木に、聞いたことも無い鳥の鳴き声がする。 

私の大好きなモワっとした空気。

 
「これよ、これ! この暑さ!」


すぐに上着を脱ぎ替え、ジャングル体制に入る。 

でもバカンスとは違ってキャミソール1枚というわけにはいかず、ポロシャツを着た。 


いつ濡れてもいいように髪の毛もひとつに縛り、サンバイザーをかぶる。 

私のヴォルテージは只今120パーセント。



「さあ、頼むわよー イグアス! 
はるばる日本から1週間も掛けてやってきたんだから!」
 
日系のガイドさんが言う。
 
「皆様、ラッキーですね 昨夜まで嵐のような雨が横殴りにふっておりまして、今日はすっきりと晴れておりまして、今日の滝は最高でございます」

ガイドさんは私が使わない丁寧な言葉遣いで案内を始める。 

南米の日系の人たちは昭和初期のような人ばかりで、本当に「生粋の日本人」という感じだ。

そんな私はまるで半端な外国人。 

そして気分はいちお客様 。


空港から1時間くらいバスを走らせ、そこから、昔国内添乗の時に乗った宇奈月のトロッコ列車のようなものに乗って滝の音に近づいていく そして湿度90%に近い気温35度の中を約20分歩くと・・ 。


出てきました!出てきました!

ゴォォォ~~~という音と共に 。


イグアス、最高!!

ずっと見てると吸い込まれそうな爆量の水。

虹も掛かって迫力大満点。


一部のお客様と滝壺ゴムボートクルーズへ出発。 

ボートは惜しげもなく滝に突っ込んで、バケツどころかダムをひっくり返したような洗礼を浴びた。 

イグアスの滝をたくさん飲んで、パンツの中までびっしょり濡れて、この気候がちょうどいい涼しさとなった。



「大変満足」の南米。

夢の南大西洋横断。



私の添乗人生、これで悔いなし!!


みなさんも是非!!

今日もクリックありがとうございます!!







*アフリカ ヴィクトリアの滝 (乾季編)




*イグアスの滝、悪魔の喉笛 (アルゼンチン側)




*イグアスの滝(ブラジル側)