アメリカ東海岸の英語はアメリカの中でも早口だと言われる。
北上すればするほど。一番北のメイン州は特に早い。
寒い地方はやはり早口になるのだろうか?
後にテキサス州に遊びに行ったときに、とてもゆっくりとした会話を聞き取っていた。
最初にこのマサチューセッツ州の‘Haverhill‘に到着した時には正直ここのローカルが何を言っているのかよく聞き取れなかった。
ボストンローガン空港に着いた時も、たった一つの小さなボストンバックがロストバゲージになり、その後のトラッキング作業を電話でする羽目になったのだが本当に何を言っているのかわからなかった。
結局、苦労した挙句に運ばれた小さなボストンバックは無残な姿でチャックも壊れ、中身もほとんどない状態だった。それをただ泣き寝入りするだけだった。まあ、大したものは入っていなかったけれど。
1年間の予定で持参したお金は100万円だった。日本での大学時代に授業も出ずせっせとアルバイトで稼いで貯めていたもの。
このお金で何とかなるだろうと思っていた。
学校の学費は2セメスター(学期)制で1セメスターで約4,000ドルだった。1年間2セメスターで8,000ドル。生活費を入れて、単純計算にして足りるはずがない。
それでもどうにかなると思っていた。
住むところは学校指定のYWCAという寮みたいなところで、お部屋のみを借りて、キッチンとバスルームは共同利用で月々の家賃は200ドルだった。
ベッドと机、クローゼットとラジオがあった。
必要なシーツと小物を買ってあとはケチケチ生活を送っていた。もちろんテレビなど買う余裕はなかったので、毎日部屋ですることと言ったらラジオを聴くことだった。
もちろん当初の私にはそのラジオキャスターが何を言っているのかよく聞き取れない。
聞き取れないけど、他にすることがないので、宿題をするときもずっとラジオを聞いていた。
すると3か月後に奇跡が起こった。
今までペラペラと聞こえていた英単語が一つ一つ聞こえるようになっていたのだ。わからない単語も何となくスペルを想像して辞書で調べてみる。本当にいつのまにかだった。
きっとラジオの代わりにテレビを見ていたら、映像やキャプションなどの邪魔が入って耳を集中させにくくなる。毎日毎日聞いていることが効果があったんだと思う。
そうやってリスニング力は確実に伸びていく。
料理を作るとき、洗濯をしているとき。
何気ない時間に隙あらば、とにかく英語の放送局を聞いてみて。
きっと効果があるはず!是非お試しあれ!
