2017年チェンミン最後のコンサート
Hakuju Hallコンサートを昨日12月27日に開催されました!
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今回はチェンミン初の会場Hakuju Hall✨
リハーサルを始めてみますれば
二胡ソロ…PAなしでなんて美しい響き…✨
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その響きをじっくり味わい、一音一音の響きを確かめ、ソロスポット照明に写るチェンミンの美しい演奏姿…

一部全てを二胡ソロで演奏。
これは初の試みでした。
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昨今、様々な二胡演奏が聴かれる中、今こそ聴いてほしい、知ってほしい、二胡本来、二胡の本質を伝えられる曲たちを。

この想いが届くプログラムを直前まで試行錯誤し、決定したプログラムが以下の通り。

【一部】
1. 漢宮秋月  /古曲
2. 病中吟  /劉天華 
3. 空山鳥語 /劉天華 
4. 蘇州夜曲  /服部良一 
5. 聴松   /華彦钧 (阿炳)
6. 伊克昭盟小調  /内蒙民謡
7.  寒春風曲   /華彦钧 (阿炳)

最古の曲、漢宮秋月からはじまり、二胡を伴奏楽器からソロ楽器へと押し上げた作曲家 劉天華 の病中吟、聴いていて鳥たち、山たちの風景が見えてくる空山鳥語、二胡のパイオニア盲目の大道芸人 阿炳による自然から受けついだ音づかいの聴松、ちょうど発表された頃にはその阿炳が蘇州にいた、と言われている日本の作曲家 服部良一の蘇州夜曲、内モンゴル曲 伊克昭盟小調、一部ラストには 阿炳の代表曲 ニ泉映月によく似ているといわれており、寒い春をうたった 寒春風曲 。

古典曲、伝統曲は、様々な方により引き継がれ変化し、進化していくこともありますね。
そのおかげで沢山の方の耳に届き、新たな音楽が生まれてくる…。

その上で、本来の音づかい、本質の音色を知る、ということも大変貴重なことです。
阿炳や劉天華の音源は数少ないですが、いつかその音も聴いていただきたいと話していました。
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さて、休憩をはさみまして二部は…

【二部】
1.黄昏のビギン  中村八大 
2.Por Una Cabeza Carlos Gardel 
3.Adios Nonino    Astor Piazzolla 
4.My Grandfather's Clock Henry Clay Work 
5.Bohemian Rhapsody    Freddie Mercury 
6.明日への風〜我が飛行  チェンミン
7.feel the moon 月下団  

【アンコール】
1.二泉映月     華彦钧(阿炳)
2.燕になりたい 梁和平  

ギター村石篤重さん、アコーディオン佐藤史朗さんとともに、別世界へ!
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二胡の古典曲から、新たな曲たちへの挑戦。
二胡の音色を活かしつつ奏でる日本の歌謡曲、タンゴ、ロック、そしてオリジナル曲。
今回のコンサートの為に、村石篤重さん、佐藤史朗さんにアレンジをしていただきました。
二胡、ギター、アコーディオンのアンサンブル、掛け合いが凝っていて聴いていて色々な変化があり面白いです♪
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そして、アンコールで
阿炳 作曲 二泉映月、
チェンミン代表曲 燕になりたい
で今年のコンサートは終了です!

お気づきでしょうか。
燕になりたい、、作者不詳とされていたのですが
作曲者の方とコンタクトを取ることが出来、また新たな風がふいてきたのです。
このお話はまた、別の機会に。。
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Hakuju Hallコンサートでは
様々な二胡の表情、チェンミンの表情をご覧いただきました。

年末のお忙しい中、またとっっても寒い中、ご来場くださりありがとうございました。
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2018年のチェンミンも、お楽しみに…

皆さま、良いお年を〜♪
(…とチェンミンが伝えるのを忘れた〜!と言っていました^_^)

スタッフY