昨日27日(金)の深夜、NHKの『井上陽水』のこの一年を

歌とトークでまとめた番組を観た。とってもよかった・・・

50周年。

なんせ、陽水(人と楽曲)を分析する四人が凄い。

ユーミンに、玉置浩二に、奥田民生にリリーフランキーだもの。

前にも書いたが、日本の音楽シーンを語る時に、

陽水なしでは語れない。天才という表現しか当てはまらない。

井上陽水の魅力・・・

やっぱり言葉の持つ力をよく知っていて、

言葉を非常に大切にしていることだと思う。

短い詞の中のひとつ一つがじつに的確。

決して言葉えらびではないが、相乗効果を知っていて

言葉を使っている。そのことはユーミンも言ってた。

私も作家を目指す者としてこの陽水の用いる言葉の鋭さを

見習いたいものだ。

「傘がない」「氷の世界」「少年時代」「とまどうペリカン」・・・

もちろん、メロディーやリズムもいい。

陽水の場合、もの悲しいフォークから、

超ハードロックまで、何でもこなす。

ただその曲選びは、あくまで詞あってのことだと思う。

『最後のニュース』などは、メロディーはどっかに

吹き飛んでしまっている。訴えかける詞を全面に!

よーく考えてつくってある。さすがだ!!

そして、世代を超え、時代を超えて生きる陽水の名曲。

そのことを昨日の番組では分かるように語ってあったのが良かった。

NHKさすがである。だが、もう紅白なんかみない。

昨日の『井上陽水』で充分だった。