円に宿る優れたる精気 

世に無かりしものを顕され 

混沌とした根源は既に固まりし
静かなる歓喜となれし地 色かたち立ち現れ 

賢人は万物の形状を知る
天に光がさし生成力絶え間なく訪れ 

いのちいただき 

喜怒哀楽あって生きてゆく
登り来る光は生をもたらし 

温かさはいのちの活気を帯び 

陽として繁栄を誓約(うけい)なる
消えゆく光は死に至らしめ 

黄泉国へいざない儚さを設け 神として恩恵を告げらる
すなわち育みと恵みあらば 籠もりと消滅あり 

怨憎愛楽を繰り返し人の世は常ならず
大蛇は事の理を与えられ 神籬に隠れらる 

大鳥は移ろひを与えられ 海原に潜まれる
あなかしこ御先祖のたましい このいのち輝かせ 

中今 日紋と化して命運を込めたる
か弱き者の願い 赤く燃えさかる円に向かい大らに叫び 

八葉の光を常に心に抱き
他のいのち奪い生きる理をわきまえ 

魂はその使命を自覚し いのち続くことを願ふ
朝に出会い夕に別れるさだめと知りつつ 

導きを求めてただひたすらにひたすらに
真実を追い求め行い改め正義をただし人のことを想ふ 必ずや乱世を鎮めたもう 
われはただ日神に祈るのみ