本当は嫌だった。
寂しかった。
悲しかった。

でも、
それを言って嫌われるくらいなら、
自分が我慢すればいいって思ってた。

だから、
「大丈夫」って笑ってた。

本当は全然大丈夫じゃないのに。

──

好きな人ができると、
いつもそうだった。

嫌なことされても、
「悪気ないよね」
って自分を納得させる。

連絡が雑でも、
会う約束を後回しにされても、
「忙しいんだよね」
って理解あるフリをする。

本当は、
もっと大事にしてほしかった。

もっとちゃんと愛されたかった。

でも、
それを口にした瞬間、
面倒くさいって思われそうで。

重いって思われそうで。

離れていかれそうで。

だから結局、
何も言えなかった。

──

でもね。

我慢って、
最初は“優しさ”に見えるんだよ。

相手を困らせないように。

嫌な空気にしないように。

関係を壊さないように。

そうやって、
自分を押し殺して、
相手を優先してしまう。

でも、
ずっと続けてると、
だんだん自分が壊れていく。

「なんでこんな苦しいんだろ」

「なんで私は満たされないんだろ」

って。

だって、
自分の気持ちを、
ずっと無視し続けてるから。

──

昔の私は、
嫌われるのが異常に怖かった。

LINEの返事が遅いだけで、
不安になって。

少し距離感じるだけで、
「もうダメかも」
って勝手に落ち込んでた。

だから、
嫌なことがあっても言えない。

「嫌だ」って伝えて、
そのまま離れていかれたら怖いから。

で、
我慢して、
笑って、
空気読んで。

気づけば、
“都合のいい彼女”
みたいになってた。

でも、
ある時ふと思ったんだよね。

「これって本当に愛されてるのかな」
って。

だって、
こんなに苦しいのに、
こんなに我慢してるのに、
全然安心できなかったから。

──

恋愛って、
本来、
“自分を消すこと”
じゃない。

でも、
嫌われるのが怖い人ほど、
恋愛で自分を失っていく。

「合わせなきゃ」

「嫌われないようにしなきゃ」

「重くならないようにしなきゃ」

そんなことばっかり考えて、
“本当の自分”
がどんどんわからなくなる。

でもね。

我慢して続く関係って、
どこかで必ず苦しくなる。

だって、
“本音を言えない関係”
って、
安心じゃなくて、
ただの緊張だから。

いつも、
嫌われないように神経張ってる。

空気読んで、
言葉選んで、
自分を抑えて。

そんな恋愛、
心が休まらない。

──

最近、
少しずつだけど、
我慢しすぎるのをやめようとしてる。

悲しい時は、
ちゃんと悲しいって認める。

嫌だったことは、
小さくても伝えてみる。

“いい子”でい続けるより、
“ちゃんと自分でいること”
を大事にしたいと思った。

もちろん怖い。

今でも、
「こんなこと言ったら嫌われるかな」
って思う。

でも、
自分を殺してまで続ける恋愛は、
もうしたくない。

だって、
一番苦しかったのって、
相手に嫌われた時じゃなくて、

“自分で自分を我慢させ続けてた時”
だったから。

──

もし今、

「嫌われるのが怖くて本音が言えない」

「また我慢してしまう」

「自分さえ耐えればいいって思ってしまう」

そんな状態なら。

あなたは弱いんじゃない。

ただ、
“愛されるためには我慢が必要”
って、
ずっと思い込んできただけなんだと思う。

でも本当は。

あなたが我慢しないと壊れる関係なら、
その時点で、
もう片方だけが無理してたんだよ。