このまえ読んでいた本ですイエローハート
最近、絵本ばかり紹介していましたが、やっと大人の本ですキョロキョロ

自分用の大人の本も、育児の合間にちょこちょこ読んでいます。


「荒野へ」
ジョン・クラカワー 著

原題は「In to the wild」。

1992年の夏にアラスカの荒野へひとりで向かい、そこで亡くなったクリス・マッカンドレスという青年について、登山やアウトドアの経験が豊富なライターの著者が取材して書いたノンフィクションです。

2007年に映画化もされています。

裕福で恵まれた環境で育って、優秀な成績で大学を卒業したばかりの青年がなぜひとりで僻地の荒野へ向かって、そこで亡くなってしまったのか?

ただの冒険やアウトドア趣味の延長で準備や経験不足が原因のアクシデントなら、なんだか身勝手だし、本人も残された家族もかわいそう…と思いながら読み始めたのですが、読んでいくとそれだけではなくて共感できる部分もたくさんあっていろんなことを考えさせられるいい本でした。

思春期にいろんなことが許せなかったり自立したい気持ちがあって、冒険をしたり危ないことをしてみたりいろいろな経験をしてみたくなるのは私にもそんな時期があったし、自然なことで、それが彼にとっての単独でのアラスカでの自給自足の生活だったんだな、と読み終わる頃にはよくわかって、切なくて残念だけれどそんな人生を終えた彼にとても共感できるようになりました。

悲劇的な話には変わりありませんが、その孤独な死について、なんだか私も忘れかけていた若い頃の大切な気持ちと愛すべきストーリーとしてよく描かれていました。

キャンプやハイキングなどの描写も細かくてとても魅力的で、自然への興味も読んでいて増しました。

子育てが落ち着いたら私もアウトドアな趣味がもっと持てたらいいなと思いました(もちろん安全に)。

映画も機会があったらみてみたいし、この著者の他の本も読んでみたくなりました。



























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