幸せって何だろう。
私が幸せに感じるって、
一体どんなことだろう。


これから幸せになるために。


そう思う私は、
今まで考えてもできなかった事や
逃げてきた事、進めなかった事を、
少しずつやってみる事にしました。




まずは[ペット編]から




フェレットのチップが逝ってしまってから約一年間、ペットショップ自体立ち寄れずにいた私ですが、最近ようやく落ち着きを取り戻し、またいつか出逢える子を向かい入れたいと思うようになれました。



そして、

先日、

我が家にモルモットのピットくんが、
仲間入りしたのです。

生まれて半年の男の子です。




少し前からなんとなく次はモルモットがいいな~と思い、買い物に行った先にたまたまあったペットショップを覗いては、モルモットを探すようになりました。

でもなぜか毎回モルモットだけが売り切れてる状況。

今じゃないのかもしれないね。

少し残念な気持ちになりました。




数日後、
用事があって行ったホームセンター。

小動物コーナーがある。

ここもだめなら…今回は諦めよう。
あまり期待せずに立ち寄ってみる。


そこには、


一匹だけいた。


モルモット‼





これが、ピットとの出合い。






第一印象は、
めちゃくちゃ臆病(苦笑)

抱っこすると。。。フリーズ
嫌がるとかじゃなく、ビックリ?した表情をしながら、とにかく動かない。

モルモットは臆病だとは聞いていたけど、ここまで固まらなくても…ねぇ



娘は連れて帰る‼と言い張る。



でも、実際連れてくってなると、私はちょっと怖くなりました。お別れはいつか必ずくるから、そのときのことを考えると、やっぱり躊躇してしまう自分がいたのです。


言葉が出なくなった私に、
定員さんが一言、
「せっかくの出合いですし」


たいした一言ではないし、
日本語的にも少し変だったし、

なんか笑っちゃった(笑)



で、私は

…連れて帰ることにした(笑)



よくわかんないままね。





あ、ピットって名前はね、娘が付けたんですが、娘になんでピットにしたのか聞いたけど、なんだか理由はないみたいで、結局それも、

よくわかんないままピットくんに(笑)





そんな感じで、
ピットくんが我が家に来たのです。

さあ、ピットくんのお家やら餌やら…
けっこう大変でした。

娘はお姉さんぶって、私がごはんやるからね、ままはこれね!
かなり張り切ってます。

ピットくんは、
相変わらずビビってます。
隅っこから動きません。



翌日、
娘が保育園に行く途中、
「ママ、ピットちゃん私がいなくて寂しいから、ママ一緒にいてあげてね‼」
そんなことを私に言ってきました。

娘を送り家に戻って来た私は、娘に言われた通り、今日はピットの様子をみることにしました。

ただ見ててもあれなんで、私は娘に内緒で、ひとりでこっそりピットくんにおやつをあげてみました。人参です。モルモットは好きらしいので。

でも食べない。
いくら待てど隅っこから動かない。
食べてくれない(泣)


三時間が経過


ただただ見てないふりしながら見る私。
動かずこっちを見続けるピット。



我慢大会みたい(苦笑)



そんなやりとりの中、
私は、
そんなピットを見てたら、
そんな臆病なピットを見てたら、

私みたいやな。

そう思えてきました。



人も動物も同じなんやな。



私はとうとう我慢の限界がきて、
ピットのゲージの脇に座って、ピットを見て話しかけました。

まぁ、ほぼ独り言ですが

『ピットのお家はね、ピットが来る前にいたフェレットのチップが使ってたん。でも急に病気でいなくなってね。娘が…泣いてたん。ピットが来る前はよーく泣いてたん。

でも、ピットが来てからは、ちょっとだけお姉さんになったんよ。ちょっとだけだけどね。娘は強くなってるん。

だから…
娘と遊んであげてね。

ピットも家族になってね。』

そして私は、
ピットから見えない場所へ移動し、家の用事をすることにしました。




夕方になった頃、
私は娘のお迎えの準備をするため、再びピットのゲージ前を通過。


あ、人参がない‼


ピットは食べてくれたようです。
私が見えなくなってからですが。
でも、嬉しかった私。

娘を迎えに行ったとき、私はさっそく娘に報告しました。
ピットちゃん人参食べたんだよ!

娘に内緒でってことをすっかり忘れて(笑)

娘もあげたい!そう言っておおはしゃぎ。


あとは、
予想通りお祭り騒ぎの我が家でした。





笑顔がまたひとつ増えました。




以前、
姉からこんなことを言われたことがあります。

子供が増えると、今まで一人の子に注いでた愛情が2つに分かれる気がするでしょ?
でもそれは違うんだよ。本当は愛情が2倍になるの。




大切な『モノ』がひとつ増えれば
『愛』が『笑顔』が
またひとつ増えるということ。


そうなんですよね。




シングルマザーの私はやることがたくさんあって大変なのですが、それでもなお大変さを増やした私。


でもきっとそれは、
辛いことや悲しいことがたくさんある中で、子供の笑い声に救われる。動物の強さに励まされる。


そんな幸せを…

私は知ってるからだと思います。





幸せに感じることって何だろう。


それは、愛し愛されること。


そして、
私は既に知っていたことでした。 


そう、

ただ、

忘れちゃってただけだったの。




だから、

いつか誰しもお別れが来るし、その悲しみにまた耐えられるのかどうかも、自信なんかないけど、

それでも今は、

精一杯の愛情を注ごうと思います。 

きっとそれは、
ピットのために
娘のために
私のために

家族のために 

愛情を与え注いでもらおうと思います。



これが、
私が幸せに感じることの『ひとつ』
だと、今また思い出しました。