不快に感じることがあったら、人は基本的にその感情が外へ向かって現されます。
表情、姿勢、呼吸、声などが、無意識のうちに一瞬に動き、伝わります。


NLPで観察力をつけた人間であれば、その感情は瞬時に読みとってしまいます。
そうではない人も、よほど鈍感でないかぎり、少しは感じるはずです。


ですが大人の女性としては、現さない方がいいこともありますよね。


瞬時に感情を殺し、心からの笑顔を見せることは、カンタンではないです。
ぎこちない笑顔はできても、感情と一致しないため、それすらも読みとられてしまうのです。


そこで、「不快」に感じたときの態度を、外に現さないでいられる方法をお伝えします^^


まず、呼吸を止めます。
ハっと驚いたときに呼吸って止まりますよね?
呼吸が止まると、身体の動きも止まります。
緊張が走るのです。


ですから、急に大きく止めるのではなくて、今ある息をすべて吐いて、そのまま吸わず、しばらく待ちます。


これはヨガではクンバカと言われる方法です。


吐きだしたときには、「不快」の感情もすべて吐きだします。
そのままあわてて呼吸をいれるのではなく、空のまましずかに受け止めます。


同時に目線は何かを一点見つめます。
そうしなければ、目線は秒速でさまよい、感情を悟られてしまいます。



そうすることで、心は平静を取り戻します。
繕うのではなくて、ニュートラルになるんですね。


わたしが会社勤めをしていたころは、よくこのポーカーフェイスを使っていました。


元々、予想外のことが起こると、パニックになりがちなタイプでした。
金融機関での営業の経験が、「それは大人の女の対応ではない」ことを教えてくれました。


感情に流されず、冷静な判断と行動が取れるように。
わたしの大切なメソッドのひとつです。