街の隅々から花がこぼれる季節
枝葉からは光がこぼれ
わたしも思わずこぼしてしまう
子どもの頃に見ていた景色
もうその思い出を支える人々も
ぽろぽろとこぼしてこぼれていってしまった
手のひらですくってもすくっても
時はこぼしていくし
時みずからもこぼれていく
けれどあたらしい光もまた
未来からこぼれてくる
そう信じられるような気がする季節