白い猫の塔111週間後、私は京王線飛田給駅前で後輩を待っていた。 今日は白猫教セミナーの日。よりにもよってクリスマス・イブ! 本来なら彼と過ごすはずだったのに… 「せんぱ~い!」 来た! 初めて声をかけられた時と同じ甲高い声。 なぜか私はワクワクしていた。