カナダの小学校は、

日本の小学校に比べて自由だ。



娘と息子は髪の色を変えているし、

娘は毎日お気に入りの

ネックレスを付けて行く。



自由な発想は高く評価されるし、

自主的な行動も求められる。



ただ、同時に見えてきたものは

「あなたの自由も私の自由も

守られるための、自己責任、

自立性、自主性」に関しては



幼いころから、

むしろ日本より

ずっと厳しく育てられている、

ということ。





例えば家庭内では

4、5歳にもなれば

朝起きたらまず

自分のベッドメイクを

するようにしつけられる。



家族の一員として

食事の支度を一緒にすることや、

食後の後片付けは

することが当たり前。




学校でも同じく

連絡事項などは、

先生は子ども達に一度説明したら

あとは子ども本人の責任。

分からなければ質問をするのも

自己責任で、分からないまま

誰かの助けを待っているのは

immature(未熟)な行動と見られる。


(小学校はまだそれを学んでいる過程なので

保護者もある程度は見守ったり

促したりするよう

学校側から伝えられている)



カナダの学校教育で

一番に大切にされていること。



それは「自立」だ。



カナダでは高校を卒業すると

家を出て自立するのが一般的だそうだ。

(大学の学費もローンを組んで、

社会人になってから自分で返済していく形は

珍しくはないはず)



だからそれまでに

自分で自分のことが出来、

自分に必要な情報を自分で聞き、

責任ある一人の人として

自立していく必要がある。



改めて、こちらにいて

アジア圏のお母さん(自分も含め)を

見ていると、アジアのお母さんは

子どものマネージャーのように

スケジュールを管理し、

身の回りの世話をしている傾向が見える。



ここまで子育ての価値観が違うと、

自立の準備も出来ていないのに、

年齢が成人に達したからと突然

「自由と責任」を与えられて

成人式で騒ぎを起こして警察沙汰になる

若者がいても仕方ないことだなぁと思う。



カナダの子どもを見ていて、

私ならここはもっと

寄り添ってやりたいなぁと

思う場面もあるし、

アジア圏のお母さんを見ていて、

確かにいつまでもマネージャーを

しているわけにはいかないなぁと

思ったり。



バランスを見ながら

自分と我が子に合った

着地点を見つけて行けたらと思う。




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