2018年6月28日 抗がん剤治療開始 サイクル①(1回目) | 父とすい臓がんの記録

2018年6月28日 抗がん剤治療開始 サイクル①(1回目)

入院から10日程経過して、抗がん剤治療が始まりました。

父は痛みが増している様で、日に日にきつくなる様でした。

 

抗がん剤は1週間に1回2時間程度投与するもので、

それを3週間行い、1週間休むというサイクルで1セットという方法でした。

(詳細については下記参照)

 

<投与した薬>

 ・ジェムザール(GEM)

 ・アブラキサン

 

<抗がん剤投与サイクル>

 1回目 2時間薬投与

 2回目 2時間薬投与

 3回目 2時間薬投与

 4回目 お休み

 

<副作用>

 ・毛髪が抜ける

 ・味覚障害

 ・便秘

 ・倦怠感

 ・粘膜炎症

 

 

ちょうど、入院から3日程経った時に、

私も東京から実家に戻ることになりました。

 

私事なのですが、この時私は妊娠8ヶ月ぐらいで、

1ヶ月後の7月に里帰り出産のため、帰郷する予定でした。

 

父の病気が発覚した後すぐに会社に相談し、

有給休暇を全て使い1ヶ月前倒しで産休に入らせてもらい、

帰郷するに至りました。

 

 

父の病気を知り、

インターネットで病気のことを調べれば調べるほど、

すい臓がんという病気が

瞬く間に体を蝕んでいく病気であることがわかりました。

 

 

そして、私はこの時の選択を

今になっても良い選択だったと思います。

 

私が戻らなければ、

看病をする母は一人でこの病気に立ち向かわなければなりません。

 

 

昨今は、子供が遠方にいる家庭も多くなり、

今回の私たちの様に両親二人だけで地方で暮らしているケースも

多いと思います。

そして、子供たちにも家庭や仕事がある場合は、

すぐに両親の元に駆けつけることも、

共に看病することも困難です。

 

ですが、生涯の伴侶を亡くすかもしれない恐怖を

一人で耐えることは非常に辛く、

その中で看病をしなければならない状況は

とても耐えられるものではありません。

 

患者に対してもですが、

患者の一番身近な人に対するケアも忘れない様にしてください。

 

 

そばにいる事が難しくても、

毎日電話をしたり、

メールをする事で、

不安やストレスを吐き出させることは非常に大切です。

どうか、遠くにいても患者と、看病している人の心に寄り添ってあげてください。

 

 

次回は抗がん剤の是非についてお話ししたいと思います。