1日のふとした瞬間。

何でもないような時の中で、

私は今日もあなたを思う。

昨日も今日も、次の日も。

繰り返し繰り返し。

代わり映えのない日々に、

色彩が灯る、唯一の時間。
嗅覚は、

思い出の鍵となる。

ゆりは、あの人の匂い。

幸せと痛みを伴う記憶。

ゆりの花が、ゆりの匂いが、

消すことのできない事実だと、

やさしく、残酷に教えてくれる。

私の心は、ゆりの季節に

囚われたまま……
離れても、声が聞きたくなる。

会いたくなる。

会いに、行きたくなる。

会いたい。

会いに来てなんて、贅沢言いません。

私から行ったら、拒まず受け入れてくれますか。

しょうがない奴だって、

笑って頭を撫でてくれますか。

0距離で、

あなたの声が聞きたい。