憧れの人のサインって欲しいよね。
私が小学生の時、読売ジャイアンツのファンだったんだけど、
高橋由伸選手がすごく好きで、なんかの抽選で手紙送って、
サイン入りカードが当たった事があって。
それはもう嬉しくて仕方なかった。
それが直筆じゃなかったとしてもすごく嬉しかったのを覚えてる。
イギリスのある医者が、患者の肝臓に自分のイニシャルをサインしたニュース知ってる?
もちろん、患者が頼んだわけではない。
私はそれを知って、この人が何を考えているのかが理解出来なかった。
手術をなんだと思っているのか。
患者をなんだと思っているのか。
もしこの手術をした医者が、
自分はアーティストとでも思っているとしたら。
人を助けているからといってそれは正しい事なのか?と疑問に思った。
お医者さんはたくさん勉強をして、たくさん努力してなれていると思うし、人の命を助ければ神と崇められる存在かもしれない。
だけど患者を作品の題材と思っていたとしたら。。
手術=芸術
患者=作品
なんて捉えていたらとんでもない。
ひたすら恐怖心しか湧かない。
この医者に自分の体を任せるぐらいだったら、そのまま死んだ方がマシかもね。
どっちにしろ自分の体の中にサインされるなんて私は御免だ。
実際に人の体を切る事が楽しいと思っている医者もいるって話を聞いた事がある。
手術の度にワクワクしてる医者も少なくないらしい。
この間も、お昼にDr.Xっていうドラマの再放送やってて見てたんだけど、その中でも主人公が手術が楽しいって言ってたっけ。
まさかそんな医者なんているわけない。って思っていたけど、その噂は本当なのかもね。
そういえば、そのドラマの主人公の女性医師はこんな決め台詞を言うの。
「私、絶対失敗しないので。」
これもこれで怖すぎる。
実際もし、私が手術を受ける事になって「絶対失敗しません」なんて言う医者がいたら、私は安心して体を預けられるかな。
自分に自信を持つ事は素晴らしい事だし、無いよりはいいと思うけど、自信があり過ぎる人ってなんか怖い。
完璧な人間なんていないじゃない。
まぁ"失敗するかもしれない"なんて言う医者に自分の体を預けるのも嫌だけど。
全ては信頼関係なくしては生きていけない世の中って事だよね。
人間不信の私には生きづらいはずだわ。
明日もどうにか生き延びよう。