子どもの考える力を伸ばす、近藤みおです。

 

 

水は、自然条件の中で、

水(液体)・水蒸気(気体)、氷(個体)

とみっつの形に変化できる唯一の物質です。

これを水の三態変化といいます。

ここ、中学受験で問われるところですウインク

 

と、いうと難しい話に聞こえますが、

水も、水蒸気も、氷も、

日常生活の中ではすごく身近なものですよね。

 

朝起きて水を飲み

トイレで水を流します。

 

電気ケトルでお湯を沸かします。

(実は水蒸気は目にみえません。

ケトルの口から出る白い湯気は水滴で液体。

ケトルの口すぐの透明な部分が水蒸気)

 

熱い時には氷を舐めます。

寒い冬にはつららや雪を見ることも。

 

水の分子構造まではまだ分からなくても、

生きる上で必要不可欠な水が

どこから来て、どこへ行くのか

少しでも理解を深めてもらおうと、

小学1年生の娘をあちこち連れ回しました。

 

 

東京都虹の下水道館

顔をあらった水がどこへ行くのか、

降った雨水はどうなるのか、

下水道を中心に水の循環を学べます。

 

下水道管の修理など、子どもがお仕事体験をできるのが面白いところ。

建物の外観も斬新!

虹の下水道館

 

 

東京都水の科学館

蛇口をひねると出てくる水は、

どこで生まれて、どこを流れ、私たちのところへ来るのかを

体感型施設で経験できます。

施設が大きく、いろいろな実験設備もあって楽しく学べそう。

 

高い山にはどうして冷たい風が吹くの?

と次の疑問も湧いてくれたら二度美味しいのだけどニヒヒ

 

 

蛇口から出る水、家庭から排出された水の管理だけが

水道局の仕事ではないんです。

水を確保するため、水道局は森を守っているんですね。

 

 

サントリー南アルプス白州工場

ペットボトルに入った天然水は、どうやって作られるのか。

天然水の説明から、ペットボトル工場のラインの見学までできます。

 

どの施設も見応えがあって、低学年から高学年まで

深く調べたり学べるところで、おすすめですウインク

 

 

でも。

大人は水の三態や水の循環をある程度知識として知っているので、学びのベースができています。

が、低学年で水の循環について全然知らない状態でいきなり施設に行くと、単なるテーマパークのアトラクションになってしまう可能性大です。

子どもって、ボタンを押すだけで楽しめる生き物ですから・・・チーン

 

出発前に、ある程度説明をするか、

この本を読んでから行かれるといいかもキラキラ

 

みずたまのたび

みずたまのたび

 

猫が飲み残したみずたまが、

水蒸気になり、雲になり、雨になり、海に流れて

という旅物語に三態や循環が盛り込まれています。

 
知らず知らず、みずたまの気持ちになっちゃうので、
壮大な旅を擬似体験して
水を大切に使ってくれるようになったりしたら、
一石三鳥ですねウインク