がん患者を持つ家族を『第二の患者』と言われています。
小児がん脳腫瘍の死亡率は小児がん白血病の1.2倍。
白血病の治療法は進歩しているのに脳腫瘍脳幹グリオーマに関しては進歩はしていない。
脳幹や延髄に腫瘍がある娘には治療法が確立しておらず
化学療法での治療は期待はできないのですが今は抗がん剤治療法しかない状態です。
本来、投与する抗がん剤の量を娘は入れられていません。
通常の抗がん剤の量を入れたら白血球等がガクンと下がりすぎ、治療ができなくなります。
減量して投与していますが吐き気止めを毎日服用しても嘔吐はおさまりません。
食欲もなく今日も赤ちゃんが食べる量ほどしか食べてくれません。
今は健常者でも生かされている限り近い将来、障がい者になります。
学校の宿題を頑張って考えながらしてる姿
絵を描いたり、料理をしたり、お手紙を書いてる姿
普通に歩いてる姿
普通に笑顔で会話をしてる姿
今まで出来ていた事ができなくなる。
私の事も分からなくなるのだろうか。
いつ私を置いていなくなるのだろうか。
そんな事ばかり考えてしまいます。
娘がいなくなったら誰か私を殺してくれないだろうか。
殺してほしい。
娘が生きてくれてるから私は生きている。
生きる意味がなくなったらこの世に未練はない。
我が子の事は覚悟できないのに、自分の死だけは覚悟できている。
娘が生きている間は何があろうと守る。
娘には私しかいないから最後まで頑張る。