そのまま気まずい雰囲気でずっとモヤモヤしてた私たち。
チラチラ美奈の方を見ると、やっぱり悲しい顔をしてて。

本当に不安で仕方なかった。
そのまま何も話さずに放課後になった。

「桃!一緒に帰ろー!」

美奈を誘おうかどうか迷っていたら、
何事も無かったかのように向こうから話しかけてくれた。
正直安心。もうあの事には触れないでおこう。

「ほらっ!白虎も帰ろっ!」

そういって白虎の腕をぐいぐい引っ張る美奈。

そこからはいつもどおり。
普通に話して美奈とばいばいして、白虎とまた話す。


ふいに白虎が真剣な顔をして私の顔を除きこむ。


「お前さ、今日どうしたの?」

「えー?何が?」

「真っ青になって走ってったやつ」

「あ、気にしないで!平気だよ!」

嘘をついた。
そんな私に、白虎はただ悲しそうな目を向けるのだった。