幼稚園の会議室にて、保護者面談スタート。
まずは、担任の先生から息子の家での最近の様子を聞かれた。
お父様、いかがですか?
あわてる豆腐メンタル夫。
「え?普段の様子?えっと・・・・・・」
固まる豆腐メンタル夫。
先生は、その様子に驚きもせず、
では、お母様、お願いします。
「今年に入って、トイレで大きい方に成功しています。自分から出るとは言えず、様子を見ていてトイレに連れて行くという感じです。トイレ行けたらかっこいいよ!と言うと ドヤ顔で行きます。」
笑う先生方。
場が和む。(豆腐メンタル夫の方から少し力が抜ける。)
「食べ物に関しては相変わらず偏食です。」
「給食のパンは食べられるようになりました!パンの日のお弁当はなくても大丈夫です。」と先生。
お弁当作りが減ると、心の中でガッツポーズの私。
息子は給食が食べられず、週に2回お弁当を持参している。(冷凍食品も食べないので、私は少しばかりの苦労をしている。)
「心配な事は、息子が他害をしないかという事です。息子は、家で姉に対しては手を上げる事が多く、姉弟喧嘩は暴力アリの激しさです。突き飛ばしたり、おもちゃを奪ったり、殴りかかったり・・・。体が大きいので、お友達にお姉ちゃんにするのと同じ事をしていたら、、、」
先生「全然ないですよ!園ではお姉ちゃんが面倒見が良くて、龍星くんはお姉ちゃんを見掛けると大喜びしています。最近、龍星くん、言葉が急激に発達しましたね!」
「そうなんです3語の発話もあります。」
先生「園にある恐竜のおもちゃの名前、全部言えます。今恐竜ブームが来てますね?」
「その通りです。トーマスブームは終わりました家では、場面の切り替えが苦手です。遊ぶのを辞めてごはんを食べる、とか、テレビを止めてお風呂に入るとか、そういう切り替えがうまく出来ず、パニックを起こすことがよくあります。」
先生「あ〜、園でもそういう場面、ありますね。おもちゃの時間じゃないのに、おもちゃで遊びたくなって仰向けに寝転ぶ、とか、」
私「うわー」
先生「遊びの時間が終えてお部屋に戻るのを嫌がって、壁にくっついてやだやだ言ってたり。」
私「あー、想像できますね・・・。」
書き出すと短いが、面談はこの時点で10分経過。
いまだ一言も話さない豆腐メンタル夫。
教務主任の先生がここで質問をしてきた。
「龍星くんは、お父様と遊ぶ事はあるんですか?」
突然の質問に驚愕の豆腐メンタル夫。
全然話に入らず、自分には関係ない的スタンスでいたからな💢
「えっと、その、あの・・・」
「週末に1から2時間程度遊ぶくらいで、他には接点なしです💢」と答えた私。
納得というような表情の先生方。
幼稚園の先生方は気付いている。
発達障害疑いで手のかかる息子の世話を、フルタイム勤務の私が1人で行っている事に。
父親の存在が、まるでいないかのように薄い事。
わざわざ時間給をとって幼稚園の面談に来ても、我が子の様子の1つも言えない程度の関わりしかない事に。
そして、息子の発達障害が遺伝だという事に確信を持ったのではないだろうか。
本心を言えば、
「子育てに手を貸さないだけでなく、理解もなく、お金も出さない。子育てがこんなにも苦しくて、心にも時間にも余裕がないのは、こいつのせいだ」ってはっきり言いたかった。
豆腐メンタル夫のメンタルを粉々のおぼろ豆腐にしてしまいたかった。