義父は、25年前に大きな病気に罹患しています。
その影響で、今も、
言葉と
体の左側に少しだけ後遺症があります。
発見が遅ければ、寝たきりになっていたであろう病。
軽度の後遺症で済んだのは、不幸中の幸いだったと思います。
言葉がうまく出てこなくなった義父は、長年勤めていた会社を辞め、農業に従事しました。
農業関係でも、お商売や取引など人と話したり接したりする事は義母に任せるしかなかった。
日々もくもくと農作業をこなしている義父。
肥料などの注文や、作物の配送は義母。
どちらが大変なのかは一目瞭然なのに、
義母の権力ばかり増大した。
その結果が今❗
息子夫婦の建てる家に口を出しまくる義母。
なーにも言わない義父。
その義父がこの前、義実家の庭で子供達と遊んでいた私をふと呼び止めた。
「この前のー、あれ、ほら、なんだっけ?あれ・・・あ、上棟式で、俺らは何も出さなかったから、それじゃわりぃーから、これ、渡す。」
手渡されたものは、封筒。
その中には現金一万円と、五千円分の商品券。
月々のお小遣いももらっていない義父が
私にくれたお金。
(義父は、用のある時に義母から現金を支給される制度です。「床屋に行くから金くれ。」「草刈り機械の燃料代くれ」とその都度申告するシステム。義父に、自由になるお金はない。
義母は、「病気してるから、お財布持たせられない」と言っている。
真面目な性格の義父が気の毒に思う。)
そんな義父にとっての15,000円は、とても貴重なお金だと思う。
アパートに帰ってから主人に報告。
主人の返事は、
「くれるって言うんだから、もらえばー。これでうちの親の借金、199万円になったね。」というイラッと来るものだった。
この件で、私は少し義父を見直した。
「上棟式に一円も出さなかった事を悪いと思ってる。」
そう、そうだよ❗普通はそうだよ❗
それと同時に・・・
義母と義妹がリフォーム代を払えず、私から200万円を借りている事を
義父だけは知らないんだと確信もした。
義母に、毎月の返済を求める時には、義父もいる場でなければならない❗