ストリーミング公開講演を見ました。

『自分の持つ全てを尽くして神の栄光をたたえる』という主題。

「ベストを尽くす」って言葉は大半は良い意味で用いられますが、JW世界においては『脅迫』の意味で用いられることが殆どです。

貧乏なやもめの例えも、本来はとても慰められ励まされるお話なんでしょうが、JW解釈に当てはめると『あなたは神への奉仕に生活の全てをつぎ込んでいるのか？このやもめほどの自己犠牲を示しているといえるだろうか？自分のライフスタイルからして‛余力’を捧げてはいないだろうか？』そんな風に適用してきます。一般のキリスト教会の人からすると「そんなことないよ」と諭されてしまいそうですが、今やこの例え話は私が嫌いになってしまった聖句の１つです。

今回の講演も例外なくこの例えを持ち出してきてこのように適用しました。

『現在、新型コロナウィルスの関係で神権的な活動が思うようにできないと感じておられる方もいらっしゃることでしょう。私もそう感じている人のうちの１人です。このようなとき、限られた状況の中でも精一杯のことを行う時に、エホバがそれを高く評価してくださる思い出すようにしたいものです。状況が限られているからといって、「できることさえしなくなる」という罠に陥らないようにいたしましょう。貧乏なやもめも状況が限られた中で自分にできることを「行い続けた」のです。そしてエホバはそのことを高く評価なさったのです。』

タイトルにもしましたが、『休むな！働け！エホバのために！』ってことなんでしょう。止まったら鞭打ちの刑なんでしょうね、この世界では。

『できることさえしなくなる』ことを非としているようですが、そこまで言わないとしないんだったらそれはもはや『命令されているから』『強制的に』活動していることになりますよね。それって健全なんですかね？神に栄光を帰すだか神を喜ばせるだか知りませんが、自分が好きでやっているならそんなこと言われなくても、それこそ「できる範囲で」活動するんじゃないですかね。しないんなら、それ程度だってことですよ。それをやれ！やれ！言うのはもはや信者を文字通りのドレイ扱いしているのと同じです。死ぬまで働け！エホバのために働くことは栄光だ！ってね。怖い怖い。